海の森水上競技場 五輪会場正式決定で工事再開

海の森水上競技場 五輪会場正式決定で工事再開
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東京オリンピック・パラリンピックに向けた4者協議で、ボート・カヌーの会場として、東京・臨海部の海の森水上競技場が正式に決まったことを受けて、一時中断していた建設工事がこのほど再開され、8日に海にくいを打ち込む工事が行われました。
先月29日に行われた東京都、政府、組織委員会、IOC=国際オリンピック委員会の4者協議のトップ級の会議では、ボート・カヌーの会場について、当初の計画どおり、海の森水上競技場とすることを正式に決定しました。

このため、海の森水上競技場が整備される東京・臨海部では、競技会場の見直しの議論を受けて、先月から中断していた建設工事がこのほど再開され、8日は、堤防をつくるためのくいを海に打ち込む工事が行われました。

工事は、巨大なくいをクレーンでつるし上げ、重機を使って海底に埋め込む作業やくいの上部を溶接する作業が行われました。

海の森水上競技場は当初、491億円と見込んでいた整備費用をおよそ200億円削減するなどして、平成31年3月の完成を目指して整備が進められることになっています。