トランプ次期大統領 中国大使に習主席の知人を指名
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アメリカのトランプ次期大統領は、新しい中国大使に習近平国家主席と長年にわたって個人的な関係を築いてきたブランスタド・アイオワ州知事を指名すると発表し、経済分野を中心に中国との関係を強化したい狙いです。
トランプ次期大統領は、7日、新しい中国駐在の大使に中西部アイオワ州の知事を務める共和党のテリー・ブランスタド氏を指名すると発表しました。
ブランスタド氏は現在70歳。アイオワ州の出身で、1983年から4期16年、州知事を務めた後、2011年に再び州知事に就任し現在、6期目、アメリカで最も任期の長い州知事として知られています。
アメリカメディアによりますと、ブランスタド氏は30年余り前の1985年に、当時、河北省の農村部の幹部としてアイオワ州を訪れた習近平氏と出会ったということです。習主席は4年前に中国の最高指導者に就く直前に国家副主席として訪米した際にもアイオワ州を訪れています。その際にはブランスタド氏が夕食会を行うなど、両者は交流を続けていて、ブランスタド氏は習主席を「古い友人」だとしています。
今回の指名についてトランプ氏は、「習主席をはじめ中国の指導者と長年にわたる関係があり、申し分のない人物だ」としています。
米中関係をめぐって、トランプ氏は先週、長年の慣例を破って、正式な外交関係のない台湾の蔡英文総統と電話で直接会談し、今後の中国との関係を懸念する声も出ています。こうした中、トランプ氏は、中国の最高指導者と長年にわたって個人的な関係を築いてきた人物を中国大使に起用することで経済分野を中心に関係強化を目指す狙いがあるものと見られます。
ブランスタド氏は現在70歳。アイオワ州の出身で、1983年から4期16年、州知事を務めた後、2011年に再び州知事に就任し現在、6期目、アメリカで最も任期の長い州知事として知られています。
アメリカメディアによりますと、ブランスタド氏は30年余り前の1985年に、当時、河北省の農村部の幹部としてアイオワ州を訪れた習近平氏と出会ったということです。習主席は4年前に中国の最高指導者に就く直前に国家副主席として訪米した際にもアイオワ州を訪れています。その際にはブランスタド氏が夕食会を行うなど、両者は交流を続けていて、ブランスタド氏は習主席を「古い友人」だとしています。
今回の指名についてトランプ氏は、「習主席をはじめ中国の指導者と長年にわたる関係があり、申し分のない人物だ」としています。
米中関係をめぐって、トランプ氏は先週、長年の慣例を破って、正式な外交関係のない台湾の蔡英文総統と電話で直接会談し、今後の中国との関係を懸念する声も出ています。こうした中、トランプ氏は、中国の最高指導者と長年にわたって個人的な関係を築いてきた人物を中国大使に起用することで経済分野を中心に関係強化を目指す狙いがあるものと見られます。
「古くからの中国国民の友人」と歓迎
ブランスタド・アイオワ州知事の中国駐在大使への起用について、中国外務省の陸慷報道官は7日の記者会見で、「彼は古くからの中国国民の友人だ。われわれは、彼が両国関係の発展のために一層役割を発揮することを歓迎する」と述べています。
そのうえで、陸報道官は「中国駐在のアメリカ大使の職務は、両国政府を結びつける重要な懸け橋だ。誰が就任しても、われわれはアメリカ大使と協力していきたい」としています。
そのうえで、陸報道官は「中国駐在のアメリカ大使の職務は、両国政府を結びつける重要な懸け橋だ。誰が就任しても、われわれはアメリカ大使と協力していきたい」としています。