工場でのお仕事を探している人へ。就職活動で大切なのは、面接での態度です。特に、志望動機を聞かれたときの答え方は、内定を左右するポイントになるといっても過言ではないでしょう。しっかりとした答えを用意して、面接官からの好印象を得たいところです。そこで、今回はお菓子工場で働きたい人に絞って、志望動機を聞かれたときの答え方を教えます。
☆お菓子工場での勤務経験をPRする
お菓子工場に志望する人であれば、過去、アルバイトなどでお菓子工場に勤めていた経験があるのではないでしょうか。こういった経験は志望動機を答えるときに非常にプラスになります。過去の経験を交えつつ、そのことで就職でもお菓子工場を目指すようになったと答えることが望ましいです。例えば「私は学生時代、お菓子工場で長期的なアルバイトをしていました。そのときは主に洋菓子を作っていたのですが、長い間勤務していることで現場からも信頼され、やりがいを感じられるようになりました。そこで、将来は正社員として同じ業種で働きたいと思うようになりました」といった具合です。また、お菓子以外の工場でも勤務経験は好材料になるでしょう。
☆お菓子への思い入れをPRする
特にお菓子工場や他の工場での勤務経験がなくても、大丈夫です。数ある工場の中でどうしてお菓子工場を選んだのでしょうか。それはあなた自身が、お菓子への思い入れがあるからではないでしょうか。それなら、お菓子への愛着をPRしましょう。例えば「私はもともとお菓子が好きで、その作り方や材料にも興味がありました。そして、将来はお菓子作りを仕事にしたいとずっと思ってきました。こちらの工場で作っているお菓子は私も家でよく作る大好きなものです。だから、愛着を持って働ける職場だと思い、志望しました」といった具合です。単にお菓子が好きなだけではなくて、製造の過程にも興味があると付け加えておきましょう。
☆真面目な性格をPRする
工場勤務は地味で単調な作業の連続です。つまり、そんな仕事で成功できるのは真面目で几帳面な性格の人です。そんな性格を具体的なエピソードをまじえてPRしましょう。例えば「私はとても几帳面な人間です。学生時代は文化祭で会計係をやるなど、裏方の仕事でもしっかりと成し遂げられる責任感も持っています。そんな自分の能力を発揮できる仕事は工場での業務だと思い、こちらに志望させていただきました」といった具合です。ただ「真面目」とPRするだけでは、面接官に上手く伝わらないので「どんな風に真面目か」も一緒に伝えてください。
☆面接時に注意するほかのポイント
ここまで、さまざまな志望動機について触れてきました。しかし、注意していただきたいのは、志望動機を偽ることを推奨しているわけではないということです。どんなにきれいな志望動機でも、偽りの志望動機ではボロが出ます。例えば、面接官からきびしく追求されたり、そのエピソードについて詳しく質問されたりすると、正しく答えられないことでしょう。仮に嘘をついて内定をもらったとしてもあなた自身のモチベーションは上がらないはずです。ここで挙げているのは、あくまで例であり、志望動機が上手にまとまらない人に考えるヒントを出しているのだと思ってください。この文章にたどりついた時点で、あなたの心の底ではお菓子工場を志望する理由が眠っているはずなのです。自分自身に向き合い、それを言葉にしましょう。自分の過ごしてきた経歴を振り返り、自分が手に入れてきた成功体験や自身のある分野がどのように志望動機と関わっているのかを考えてください。そうやって固まった志望動機であれば、きっと面接官の心も打つでしょう。