中高生ぐらいの年代の男子というのは、どうしてスプレーで壁に落書きしたくなるんでしょうか?
自分が中学の頃を思い返してみても、やっぱり周りの男子生徒はそんなことをしていたように思います。高校ではもうなかったけど。
あれってなんだろ、思春期特有の抱えきれない熱い思い、とかそんなのを発散してるんですかね?
今住んでるところはハイスクールがすぐ近くにあり、その付近の店や家の塀などが時々スプレーで落書きされてたりします。
自分がその年代の頃は特に何も思わなかったけど、大人になって思うのは、
「その落書き消すのも税金から支払われてんのよ!」
ってこと(笑)書かれてる場所にもよりますが。
税金払ってるのは誰だと思ってるんだ。税金も払ってないガキのくせに、税金の無駄遣いをさせるんじゃねぇ!
・・・なんて思うのは、もう抱えきれない熱い気持ちややりきれない思いがなくなってしまった汚れた大人だからでしょうか。いや、やりきれない思いのほうは今もありますけどね、残念ながら。
渡辺美里の「マイ・レボリューション」
今の歌は全然知りませんが、自分が中高生の頃の歌を思い出してみると、若者って世の中に迷惑ばっかりかけてるのです。
当時この歌のヒットで若者たちの教祖のように思われていた渡辺美里のマイ・レボリューション。
非常階段 急ぐくつ音
眠る世界に響かせたい
響かせなくて結構。迷惑です。こっちは貴重な睡眠時間なんだから、静かに歩いてくれ。
ちなみにこの歌詞の直後には
空き地の隅に倒れたバイク
壁の落書き見上げてるよ
ってことで、やっぱり落書きがある。
関係ないけど、この歌って当時は分かった気でいたけど今歌詞を見るとよくわかりません。
「自分だけの生き方誰にも決められない
君と見つめていたい My Fears My Dreams 抱きしめたい」
生き方は自分だけで決めるけど、FearsやDreamsは君と見つめていたい、と? 一人がいいのか二人がいいのかよくわからん。
チェッカーズの「俺達のロカビリーナイト」
中学の頃実はファンクラブに入っていて(笑)大ファンだったチェッカーズ。「俺達のロカビリーナイト」の中にもこんな歌詞が。
愛していると歩道に
真っ赤なスプレー泣きながら書いた
また落書きかい。
今度は壁ではなく歩道ですが。歩道だったら消すのは確実に税金からだわ。
自分が中学生ぐらいの時に流行った歌って未だに歌詞を覚えているもので、この間運転しながらこの曲を歌っていたら(恥)、この歌詞が口をついて出て、「おい! 歩道に書くな!」と一人ツッコミ。
尾崎豊の「15の夜」
そして迷惑この上ない筆頭が有名なこの歌、尾崎豊の「15の夜」です。
盗んだバイクで走りだす 行き先も解らぬまま
暗い夜の帳の中へ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 15の夜
バイク盗んじゃってますからね。盗まれたほうはたまったものではない。
おまけに15の夜ってことは無免許か。
でもいいよね~、15才だとバイクで暗い夜の帳の中へ逃げ込んだだけで自由になれた気がするんだから。大人だとそうはいかない。
ちなみにこの歌の最初は
落書きの教科書と外ばかり見てる俺
ってことでここでも落書きなんですが、同じ落書きでもこれは自分の教科書に落書き。それならよし(笑)
いやあ、久しぶりに昔懐かしの歌思い出して、毒吐いた割にはちょっと切なくなりました。
あの頃のあのモヤモヤした気持ちややるせない思いはやっぱり青春の通過点。
人生が無限だと思ってた頃の悩みなんて、ほんとかわいいもんよね。