期間工は、文字通り「期間を定めて」「工場で働く」仕事です。採用を考えている企業は、顧客からの注文が季節によって大きく変動する商品を製造している企業や、生産ラインの増設を考えている企業が多いです。また、採用数も正社員採用と異なり、大量採用となるケースが多いです。だからと言って、採用されやすい職種でも、誰でも採用されることはありません。しっかりとした志望動機を準備することはとても大切です。
☆志望動機を考えるポイントは
ただし期間工の志望動機では、人との違いを全面に出す必要はありません。採用が決まれば生産ラインでの仕事があなたの仕事となります。企業は面接に来た人の中から、「指示されたことを定められた手順に沿って、決められた時間内で確実に仕事をこなすことができる人物」を採用したいと考えています。志望動機ではあなたが、企業が採用したい人物像に沿った人物であることが伝わることが最も大切ですしっかりと伝われば、採用される可能性はぐっと高まります。これからいくつかのポイントをお伝えします。しっかりと理解して、採用される志望動機を準備しておきましょう。
☆体力
面接で必ず見られるポイントの一つは、体力的に問題がないかどうかです。期間工の仕事はほとんどが立ち仕事です。シフト制であることも多く、深夜勤務になるケースもあります。体力に自信があることをしっかりアピールしましょう。志望動機にする場合は「高校時代からスポーツがしていて、体力には自信があります。体力を生かせる仕事に就きたいです」などが良いでしょう。さらに、「今でも週末は、友人とサッカーをしています」のように、今も定期的に体を動かしていることをアピールすることも忘れないようにしましょう。体力をアピールするためには、スポーツが一番です。なぜならばスポーツが好きであることをアピールすることで、あなた自身が明るく快活な人物であることも自然とアピールすることができるからです。
☆素直
次に、チェックされるポイントは、素直な人物かどうかです。期間工の仕事は、生産ラインに入り、指示された仕事を確実にこなす仕事です。上司からの指示に対して、イチイチ文句を言うような人物を採用したい企業はありません。では、どうやって自分が素直で真面目な人物であることを志望動機にできるのでしょうか?そのときは、「達成感を感じられます」というキーワードを使ってください。「○○な仕事をしてきましたが、やり遂げると達成感を感じることができました。ここでも、指示された仕事をしっかりとやり切りたいと思っています。」のように使います。「達成感を感じられます」というキーワードを使うことで、あなたが一つのことに一生懸命取り組む人物であることを、面接官に自然と伝えることができます。
☆待遇
ちょっと話は変わりますが、期間工はズバリ待遇が良い職種です。採用された期間工は、ほとんどの場合会社の寮に入ることができます。寮に入れば、住居費だけでなく水道光熱費を浮かすことができます。また、工場の食堂を活用すれば食費も節約できます。「貯金をしたい!」と考えている方には、一番良い職種と言えます。面接時には、「貯蓄をしたいから」という志望動機を必ず伝えましょう。その時には、必ず「資格を取りたいから」「生活を良くしたいから」などの理由をつけましょう。素直に伝えて大丈夫です。なぜならば、期間工の採用を考えている企業にとって、一番避けたいことは期間工に途中で辞められてしまうことです。明確な目的のために貯蓄をしたいという志望動機は「期間を満了する意思が強いです」ということをアピールできます。あなたを面接官にとって魅力的な人物に見せることができます。期間工を満了した経験がある方は、働いた時期と工場も伝えると良いでしょう。