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ロシア国営放送が長門を取材 日露首脳会談控え

金子みすゞ記念館を取材するロシアのテレビ制作者の人たち=2016年11月22日、川上敏文撮影

 日露首脳会談を約3週間後に控え、ロシア国営テレビ局の旅番組の収録チーム4人が、会談が行われる山口県長門市を訪れた。青海島を観光船から撮影したり、同市出身の童謡詩人・金子みすゞの記念館で詩を読んだりした。また、日露戦争で戦死したとみられる日本とロシア兵士の墓も訪れた。

     収録したのは、日曜午前中に海外の観光地を紹介する15分番組。日本で収録するのは、沖縄、東京、京都に次いで4回目という。

     記念館では、矢崎節夫館長から金子みすゞの詩や生い立ちの説明を受け「私と小鳥と鈴と」を紹介した。ディレクターのタチアナ・バリノバさん(61)は「とても心が震える感動的な詩。世界に対する愛や優しさがいっぱい詰まっている」と感想を述べた。記念館での収録後、バリノバさんは長門市の印象について「風景が素晴らしく感動している。番組で観光都市として伝えたい」と話した。

     また、青海島の東の浜に建つ日本兵とロシア兵の2基の墓も収録。バリノバさんは「二つの墓が敵味方関係なく並んでいるのは世界でも珍しい。兄弟のように埋葬される場所に立ち、とても感動している」と述べた。

     収録チームは24日まで、萩市の城下町や岩国市の錦帯橋、鉄道車両を製造している下松市の日立製作所笠戸事業所などを回る予定。【川上敏文】

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