電車に乗って旅をして、山からトンネルを抜けて車窓から海が広がるとき、
「海だー、綺麗!」
っていつも感動する。
最近熱海の海にときめいたときに、そういうことを全国どこでもやっていた自分をふと思い出した。
スマホでバシャバシャ写真を撮ってはTwitterに載せて、それに飽き足らずゲストハウスに泊まっては知り合った人にひたすら今まで見てきた海の写真を見せていたりする。
私のスマホの写真データは、青い海とおいしい食べ物だらけ。
熱海
つい最近行ってきたばかりの熱海の海は、とても日本らしい深い青だった。
雲ひとつない真っ青な秋晴れの空と、浅瀬の見当たらない凪いだ海の青が爽やかで、坂を登る疲れも飛ぶような気がした。
やっぱり海が素敵だから「東洋のナポリ」なんて呼ばれることもあるらしい。
でも私、そんな例えしなくても熱海は熱海のままでいいと思うな。だって素敵だもの。
沖縄
ずっと行きたかった沖縄。
夏真っ盛りで晴れ渡った6月末の沖縄は、本土の梅雨ですっかり気分が滅入っていた私の心を一瞬にして晴れやかにしてくれた。
一足早い夏の沖縄のエネルギーには本当に驚いたし感動したことをよく覚えている。
沖縄本土の海も綺麗だったけれど、古宇利島の海はそれ以上に綺麗だった。
本土から島へかかっているおよそ2キロの橋を歩きつづけて、ずっとこの透き通るような海を眺めていた。
海が綺麗で全然飽きなかったから、はるばる歩きつづけても疲れなかった。
この島ではカツオ釣りの漁船に連れて行ってもらったり、ダイビングの船に乗せてもらったり、いろんな思い出がある。
島の人に触れて、海を眺めて、ただの観光じゃ得られない新鮮な何かで心が満たされた。
悩み事や思いつめることがあれば、一度この島の「島宿」という民宿に泊まってみてほしい。
瀬戸内海
実は私が一番好きな海の色。
沖縄のようなトロピカルな明るさはないけれど、とても水が済んでいて、鮮やかな青のグラデーションが素敵。
5月の過ごしやすい時期で、空も綺麗で、私をこの海に連れてきてくれた人は今どうしてるかななんて思いつつ、思ってるだけでわからない程度の距離感がお互い旅人らしくていいのかなという気もする。
展望台から眺めたしまなみ街道。
このずっと先に、尾道があるんだよね。いつか行ってみたい。
とにかく日本の海が好き
もし私と会うことがあれば、たぶんどこかのタイミングでおもむろにこの海の写真を見せ出すんじゃないかなと思う(笑)
「出たー!!ww」
と思って見てくれたらいいかな、なんて。
外国の海を見たのは親と海外旅行に行った小さい頃、ずっと昔の話で。
だからよく覚えていないのだけれども、いつかまた見る日は来るのだろうか。
気になるような気もするけれど、べつにそんな日は来なくてもいいとも思う。
だって私は、とにかく日本の海が好き。