こんにちは、NAEです。
ここ最近、エックスサーバーの10日のお試し無料プランを利用してWordPressを触っています。
それから5日、海外製を含めていろいろとテーマやテンプレートをいじくり倒している中でテーマによってカスタマイズできる範囲がかなり違うということがわかってきました。
モノによっては、はてなブログでできるカスタマイズすら簡単にはできないものも存在します。
では、はてなブログのカスタマイズに慣れきったはてなブロガーにやさしいテーマはどれでしょうか。あとSEOに強くてオシャレ、ついでに無料だったらいいなあ。
そんな条件で調べまわり、実際にインストールして触って試して「これはいい!」と思ったものを5つ厳選してみました。
今回はそんなお話。
- はてなブログとWordPressにおける「カスタマイズ」の幅の違い
- はてなブログとWordPressにおける「テーマ」の違い
- はてなブログでできるカスタマイズをWordPressで実現するための2つのアプローチ
- はてなブログからWordPressにスムーズに移行したい人におすすめの無料テーマ5選
- ほしい機能はプラグインで手に入る。ただしテーマとの相性には注意
- まとめ:テーマ選びに迷ったらSimplicityにしておけば無難
はてなブログとWordPressにおける「カスタマイズ」の幅の違い
はてなブログでカスタマイズというと
- タイトル下
- 記事上下
- サイドバー
- フッター
- スタイルシート
ですよね。これら以外はいじれません。
一方、WordPressでいうカスタマイズには2つの種類があります。
- 浅いカスタマイズ:WordPressやテーマの提供する管理機能を使ったもの
- 深いカスタマイズ:テーマの中身にまで手を入れるもの(PHPというプログラミング言語を使った機能追加など)
ここで重要なのが、PHPの知識がないと浅いカスタマイズしかできず、カスタマイズの範囲自体がテーマやプラグインに依存してしまうということ。
はてなブロガーの大多数はPHPにあまり馴染みがなかと思います。そのため、きちんとテーマを選ばないと、はてなブログでできていたことができないという事態に陥ってしまいます。
はてなブログとWordPressにおける「テーマ」の違い
さて、さきほどから「テーマ」と言っていますが、はてなブログとWordPressで「テーマ」という言葉の意味はまったく異なります。
はてなブログで言う「テーマ」は見た目のみを指します。スキンと呼ぶ方が近いかもしれません。CSSのカタマリです。おおもとの骨組みははてなブログが準備しているため、見た目の部分(CSS)をテーマと呼んでいるんですね。
WordPressで言う「テーマ」は、見た目だけではなく、機能も含みます。たとえばSNSのシェア数をカウントする機能や、好きなところにウィジェットを配置する機能も「テーマ」に含まれています。
WordPressにおけるテーマ選びは、ブログの見た目だけでなくカスタマイズの範囲や機能も選ぶ行いである
ということですね。
はてなブログでできるカスタマイズをWordPressで実現するための2つのアプローチ
では、はてなブログでできていたことやあった機能をWordPressでも実現するにはどうすればいいのか。
アプローチは2つです。
- 必要十分な機能を持っているテーマを選ぶ
- テーマは好みで選び、足りない機能はプラグインで補完する
プラグインとは、ブラウザの拡張機能のようなもの。WordPressに機能を追加するコンポーネントです。
いずれのアプローチでもやりたいことはできるのですが、プラグインを使うほうは初めての場合はオススメしません。テーマやプラグインには相性というものがあり、想定したとおりに動作しない可能性があるからです。
そのため、可能であればはてなブログで提供されている機能群をカバーしているテーマテンプレートを選ぶほうが無難ですし、移行もスムーズにいくでしょう。
はてなブログからWordPressにスムーズに移行したい人におすすめの無料テーマ5選
では、はてなブログの機能の多くをカバーしたテーマはどのようなものがあるのか?
その中でも、SEO対策もしっかりしていて、オシャレで、ついでに無料のものはあるのか?
海外モノを含めて100個くらいテーマを見て回って行き着いた、ぼくが選ぶなら絶対コレというテーマをご紹介します。
Simplicity
これを選べばまず間違いありません。ほぼ全部入りの鉄板テーマです。
はてなブログと同等のカスタマイズ機能は当然カバー済。それをさらに上回るきめ細かなカスタマイズが管理画面から一発でできます。
見た目がシンプルでカッコイイのでそのまま使うもよし、CSSをカスタマイズして自分色に染めるもよし。
ただあまりに有名なテーマのため「Simplicityバレ」してしまうかも。
WpTHK
高速化とSEO最適化をとことん突き詰めたテーマ。なんとこやつ、カスタマイズした状態でもPagespeed Insightsでオール100点を叩き出す超ツワモノです。
管理画面に「JavascriptとCSSの圧縮配信」「.htaccessの最適化」があったり、テーマ自体にSNSシェア数のキャッシュ機能が組み込まれていたり、高速化のための熱量がハンパありません。
記事上下のSNSシェアボタンもグローバルメニューもボタン一発。デザイン面のカスタマイズもきめ細かに調整できます。
唯一の弱点は、記事上下に自由にHTMLを挟むことができないこと。ここだけは「New Adman」などのプラグインの助けを借りる必要があります。
マテリアル
わりと後発のテンプレートですが、使い勝手が非常によく、多くの人が欲しいであろう機能はおおよそカバーされています。
とてもユーザーフレンドリーで、いろいろとテーマを試した中で、使い方が一発でスルッと理解できたのはマテリアルだけかも。
タイトル下や記事上下に自前のHTMLを差し込むには別途プラグインが必要ですが、グローバルメニューやSNSシェアボタンなどのよく使う系機能はデフォルトで提供されています。
あまりカスタマイズにこだわらないのであれば、まずマテリアルを使ってWordPressに慣れてみるのが一番だと思います。
Hueman
フラットデザインの美しい海外テーマ。管理画面が英語なので少ししきいが高いのですが、日本語で書かれたカスタマイズ方法の解説記事があるため、カスタマイズには困らないと思います。
管理画面で設定できる項目が多いのも嬉しいところ。Simplicityには負けますが、SNSのボタンを含めてカスタムできる部分は多く、使いやすいテーマです。
ただ、海外製ということでSNSシェアボタンにはてブが入っていません。また記事上下のカスタムにプラグインが必要です。
そこらへんを自分で補えるのであれば、チャレンジする価値のあるテーマです。
(番外編)STINGER
みなさん大好きSTINGER。無料テーマの中ではSimplicityと1、2を争う人気テーマです。
なのでぼくもいじり倒してみたかったんですが・・・
2016-10-26現在、新バージョンのSTINGER 8を準備中とのことでテーマをダウンロードできません。残念すぎる。
そのため、リストには載せておくにとどめておきます。
ほしい機能はプラグインで手に入る。ただしテーマとの相性には注意
以上5つのテーマを紹介しました。中にはプラグインを使わないとはてなブログを同等のカスタムができないテーマもありましたね。
ここで気をつけたいのは、テーマとの相性やプラグイン間での干渉によりブログが正常に動作しなくなる可能性があるということ。
テーマとの相性(このプラグインは入れてはいけない等)については、各テーマの開発者ブログで公開されていたり、WordPressの先輩たちが報告記事を書いてくれています。
なので、プラグインを入れる前は「テーマ名 プラグイン名」で一度調べてからにするのが無難です。
まとめ:テーマ選びに迷ったらSimplicityにしておけば無難
というわけで、はてなブロガーにやさしかったWordPressのテーマ5選をお送りしました。
海外製のテーマもいろいろと触ってみたんですが(Activello、Ignite、Prolog、Sparkling、Wimpie Liteあたり)、見た目は超カッコいいけど、カスタマイズ機能の点で日本製の無料テーマには勝てなかったんですよね・・・Sparklingはギリいい感じだったんですが、ここに載せるまでではありませんでした。
はてなブログからWordPressへの移行を検討しているが、テーマ選びやカスタマイズまわりがわからなくて足踏みをしている方の参考になればと思います。
と言いつつ、もし迷っているならあれこれ調べてうにうに考えるよりも、実際触ってみる方が深く早く理解できると思います。
WordPressを無料でお試し10日間使える方法をこちらの記事で紹介していますので、ぜひどうぞ。