ニート。not education employment or training。
いいじゃないですか。ニート。
長い人生の間でちょっとぐらいニートの時間があったっていいじゃないですか。
寝たいだけ寝て、起きたくなったら起きて食べたくなったら食べる。
僕はニート肯定派の人間です。
そんなわけで今回はニートを扱った漫画をご紹介させて頂きます。
連載中から完結済みまでたくさん取り上げてみました。
ではニートライフをどうぞ!!
- 高機動無職ニーテンベルグ
- 働かないふたり
- ネト充のススメ
- 34歳無職さん
- 闇金ウシジマくん
- ラブやん
- まめきちまめこの日常
- 明日は日曜日そしてまた明後日も……
- 天体戦士サンレッド
- NHKにようこそ!
- ゼロから始める異世界生活
- BTOOOM
- カイジ
- ReLIFE
- ラララ
- まとめ
高機動無職ニーテンベルグ
全力でおバカな内容を真面目に描いた超問題作!?(笑)
なんだかどこかで見たようなシチュエーション、しかもロボットに乗ってるし、SFだし。主人公はニート、自堕落な日々をしていたある日、無職罪で強制就職させる、履歴書を書けと強制就職軍がやってくるのです。
強制就職軍との闘い、無職の同盟との出会い…なんだかわからないですがすごい展開になってきます。
そして、主人公は働くためなら闘う決意をしてロボットに乗るのです。この漫画を読むと働くことが悪に思えてきます。
だけどどこかおかしくてたまらない。
内容はシリアス展開なんですが、いちいちセリフがおかしいんです(笑)セリフのチョイスや設定が面白い。某ガン○ムなどが好きな人にはわかる世界観です。主人公のいく末や超展開が気になる作品です
働かないふたり
働かない兄妹のふたりのニートの何気ない日常です。非常にほのぼのします。イライラが止まらないとき、気分が落ち込んでしまっているとき。
自分だけなんで頑張っているのだろうと思ったとき。
この漫画をみると気持ちが落ち着きます。
ニートのふたりのおバカな日常がふんわり描かれているギャグマンガです。夕方に起きて朝に寝る。妹は対人恐怖症。
しかし、兄以外の登場人物にも徐々に心を開いていきます。他の登場人物も自分に自信がなかったり、ビビリだったり、おバカだったりとさまざまですが、ほんわかしたギャグなので笑いながら読むことができます。自分は正社員じゃないから...。アルバイトも決まっていないから...。人前にでるのが怖いから...。などの悩みも、「元気に毎日過ごせばいいか」と思わせてくれる漫画です。
ネト充のススメ
ニートのネットゲーマーの話なのですが、ネットとリアルの登場人物達が少しずつリンクしていく展開が非常に面白いです。
え、あの時のあの人が実はネットの中で仲良くしているあのキャラクターだったの!?など後から段々登場人物達のリアル世界での正体が明かされていき、あるときは気まずく、あるときはキュンとしたり、みていて飽きない展開が続いて一度読み出すと止まりません。
スマホアプリのマンガということもあり、オールカラー縦読みで、電車の中などでも非常に読みやすいです。
またニートの主人公が少しずつでも前向き変わろうとしている姿に共感できますし、そのニートの主人公を無職に追い込んだ元上司の心情なども描かれており、ワンサイドな視点で描かれていない点も何だかすごくリアルです。
34歳無職さん
絵が素朴であたたかみを感じます。
無職の女の人の過ごす一日がリアルです。
なんてことない毎日を描いていますが、家では何をして、何を考え、何を作っているのか・・・そんな普通さがまた味があるように感じました。
無職だからと言って焦りはみえませんし、離婚されているそうですが悲壮感も特にありません。
大きな展開があるわけではないので、まったりやゆるい感じの漫画が苦手な人にはむかないかもしれません。
ですが、忙しい毎日を送っている人には心があたたまります。漫画と言えば非日常的なものが多いので、こうゆう日常的な漫画もありかなと言う感じです。中々ない漫画なのでおすすめしたいです。
闇金ウシジマくん
この漫画には多重債務者であるニートや無職がよくでてきます。
ニートが風俗やパチンコにハマり、いかにして債務者になるかが描かれています。
この漫画はすごくおもしろく、一度読むと手をとめられないのですが、読んだ後は憂鬱な気分になる時もあります。
自分がこんな目に合うことは絶対にないとは一概には言えないからです。
また、それを反面教師にすることもできます。こうはなりたくないから、もっと真面目に生きようと思えるところがこの漫画の好きなポイントです。
自分の生活について考えさせられる漫画だと思います。
ラブやん
2000年から足掛け15年近く連載されていたニートの大森カズフサさんのどうしようもないクズな人生とほんの少しの成長が描かれています。
主人公がサザエさん時空のように同じ年齢を何回も繰り返すわけではなくて、実際の時の流れと同じくカズフサさんも年を取っていきます。
そこがまた良くて最初は小学校5年生だった萌ちゃんが中学生や高校生に成長していく現実も描かれていてロリコンで少女性愛のカズフサさんから見た視点で現実の女の子の成長が描かれている点もポイントが高いです。
ロリコン仲間のヒデヒコさんや権造さんもなかなかの変人、変態で自分の住む町にこんな変なおっさんばかり住んでいたら安心して自分の娘を学校に通わせられないなと思ってしまいます。
まめきちまめこの日常
現在はニートではなくなってしまったのですが、マンガをはじめた当時はニートの話でした。
無職なことを悲しんだり悩んだりする描写は少なく、ニートだからこそわかる家での些細な日常の出来事や、外に出たときの思っている考えと行動のずれなどが笑えるマンガです。とにかく気軽に読めて笑えます。
ああ、こういう気持ちよくわかるなーと共感できる点も多くてそういったところが余計に笑えます。
4コマなので読みやすいというのもありますが、素朴なイラストによく描かれた表情がまたしっかりと読み手のつぼに入ってくるマンガです。コミックスの発売も1冊ありますが、主にwebで連載をしています。毎日更新されるのでそれも楽しみの一つになっています。
本人の希望で「無料で読めるのにコミックスで買ってもらうのは申し訳ない。それにブログで毎日みんなに見て欲しい」という発言があり2巻の発売はなさそうなのが残念ではありますが、読み手としてはありがたく、作者の人のよさがあふれ出ている漫画だと思います。
明日は日曜日そしてまた明後日も……
1971年にこのテーマで漫画を描こうと思った藤子不二雄A先生の先見の明というか着眼点がすごい!
当時は社会問題になるほど引きこもりやニートがいなかった(表面化していなかった)からマンガの中での笑い話になったかもしれないけれど今の世の中では笑い話ではなく、いつ自分がこうなるかもしれないとドキドキさせてくれます。
短編で登場人物は少ないが一人一人の個性があり、今見ても色あせることなく私たちを憂鬱な気分にさせてくれる名作!!
主人公は決してだめな人間でもなく、むしろ勉強は出来ていたんだと思う。
天体戦士サンレッド
サンレッドは本当はヒーローなはずなのに、悪役よりもあくどくえげつないところが見所です。
敵対する怪人に対して容赦なくボコボコにしてしまうところが読んでいてスカッとします。
敵であるヴァンプ将軍はとても良い人で、いつもみんなのことを心配して気にかけていますが、少々小心者で心配性なところがあるのが人間らしくて良いと思います。
本当は人間ではないのですが、この漫画の中で一番ヒーローに近い、なおかつ人間に近いキャラクターだと思います。
怪人それぞれが色んな苦労をしていたり、努力をしているところも描かれていて、どのキャラクターも憎む事が出来ません。
時々紹介されている料理レシピも、実際作ってみると美味しくて参考になっています。
NHKにようこそ!
堕落生活、妄想癖、ギャルゲー制作、ネットゲーム依存、と一通りのサブカルチャーが出てきます。
そういった事物に関わりのない人がこの作品を見るとオタクの実態を垣間見ることができるかもしれないし、渦中にある人は客観的に自分を見つめることができるかもしれない点が面白いと思います。
ひきこもりと言うのが大きなテーマの内容ですが、一人暮らしで自活してはいるので部屋からでないタイプのひきこもりとは違うかもしれません。
そしてニート・引きこもりなどの重そうなテーマとは裏腹に絶望的ではなくて、あくまで笑劇的でテンポよく見やすいです。
主人公一人だったら物語が終わってしまいそうなところを進行要員というべきキャラが用意されていて、これがまた良いキャラで魅力的です。
ゼロから始める異世界生活
主人公の頼りないところが逆に歯がゆくて、見ているこっちが恥ずかしくなるようなところを頑張れって応援したくなってしまいます。
他のキャラクターは個性的で女の子は可愛い子が多いし、一人ずつインパクトがあるところも、見ていて楽しいところです。
戦いも恋愛も主人公の個性で微妙に府に落ちないところも沢山あり、こうしておけばよかったんじゃないかと考えさせられるのも、この物語の良いところかなと思います。
また、長くもなく短くもないちょうどいい話なので、すんなり見れるところが素敵です。
私はレムの感動的なシーンが好きなので、何度も見てしまうのですが、他のところもつなげて見たりと結局は最初から最後まで何回も見てしまってます。凄い楽しい作品です。
BTOOOM
なんでこんなイケメンで頭の切れる主人公が無職だったんだ、という疑問は置いておいてリアルボンバーマンゲームが淡々と進行されていくお話です。
主人公がダメな自分を変えていくきっかけを掴んでいき、生き残りをかけて本気で戦い抜く姿が面白いです。
私の中で盛り上がり、次が早く読みたいと思えるような作品です。
このリアルボンバーマンゲームを仕掛けた犯人は一体どんな目的なのか、金持ちたちが殺し合いを見て、ただ愉しむだけの娯楽なのかそれとも、と先を想像させてくれる話作りのクオリティにも楽しませてもらえます。
なんといってもヒロインがめちゃくちゃ可愛いです。
ただこのゲームに参加している人達はみんな何かしらの闇を抱えている設定なので、そこの人間模様もまた面白さの一つなのではないでしょうか。
カイジ
カイジという漫画や映画はとても人気で知られていますがオススメする部分は主に主人公が借金返済の為にギャンブルへ挑戦する場面です。
お金に関わるギャンブルなどで借金、賭博、信頼、思考、命運、非情、絶望、生存、不信など様々な問題がある中で戦う一人の主人公と命懸けで戦う挑戦者たちの願望や希望、そういった所から他人を敵と判断し人を簡単に蹴落とし現実、人間が抱える本音の恐ろしさが描かれておりとんでもなく醜悪な部分が伝わる漫画です。
借金をし命を賭けてまで行なう一攫千金の中でカイジという主人公は同時に人としての心に迷いを生じたり時に見捨てられ裏切られても誰かの為に自分を犠牲にして損をしたりする場面が多く見られます。
最終的にお金を得ても善人なせいかお金は結局持ってかれてしまうのですが、カイジという人間における人としての道理は間違いなく良いものだと思いました。
決死の戦いの中で希望を捨てないところも見どころでセンスを元にギャンブルに思考を費やし生き残る手段を正確に選びます。悩んでも、迷っても、必ず切り抜ける道を見つけられるカイジはまともに生きることができないのかと思ってしまうほどです。
この漫画のオススメはそこにあり、私自身ギャンブルに手を染めたことも多くこれを見たことでギャンブルの深い闇を知りギャンブルに手を出すことは無くなりました。
カイジはアニメや映画、漫画でやっていますし特にお金が好きな人にとってはオススメです!
ReLIFE
"理不尽な職場に耐えきれず退社し無職になってしまった主人公が中身は大人のまま高校生に戻り高校生として1年間すごし成長していく物語"という誰しもが一度は思い描く"青春時代のやり直し"というストーリーに惹かれました。
高校生に戻る際、とある企業のサプリメントを服用し企業の実験の被験者として戻るのですが、サプリメントで過去に戻るというファンタジーであり近未来的な設定が好きです。
主人公は無職のニートでありながらも決してクズではなく、むしろ素晴らしい人格の持ち主で、そのような人が新しい環境で10歳も年下の学生に囲まれながら成長していく姿は見ものです。
特に文化祭に向けてクラスをまとめるあたりの話がオススメです。周囲との関わり方など少し考えさせらるところもあり、それもこの漫画が好きなポイントです。
ラララ
リストラをされて無職になった主人公がその日会った人と酔った勢いで結婚してしまうという斬新なストーリー!
結婚して一緒に暮らすようになってから主人公の仕事は主夫。
ちょっとクセのある彼女との生活を描いていますが、彼女の内に秘めている闇や現実を知っていくうちに引き込まれてしまうストーリーです。
まとめ
いかがでしたでしょうか!!
冒頭でも申し上げましたが、僕はニートは肯定派の人間です。
もちろんずっとニートだと生きていけないので駄目ですが、ちょっぴり人生の息抜きの時間を作るのは全然ありかなと思います。
仕事を辞めようか迷っているそこのあなた!
まずはニートの人間を漫画で読んでみて意思決定の判断材料の一つにしてみてはいかがでしたでしょうか!!