こんにちは!料理研究家の河瀬璃菜です。
お肉の特売日に牛ブロック肉を安く買えたらぜひ作ってみていただきたいのが自家製の「コンビーフ」。コンビーフって缶詰に入っているほぐされたアレを思い浮かべている方も多いはず。
しかし自家製のコンビーフは旨味がぎゅ〜っと濃縮されたとびっきりのご馳走なのです!早速ご紹介いたします!
自家製コンビーフの作り方
材料(作りやすい量)
- 牛モモ塊肉(スネ肉や肩バラでもOK)・・・500g
- A 水・・・500cc
- A 塩・・・50g
- A 砂糖・・・・20g
- A にんにくすりおろし・・・1かけ分
- A しょうがすりおろし・・・1かけ分
- A ローリエ・・・1枚
- A オールスパイス・・・小さじ1/2
作り方
1. 牛モモ塊肉はフォークで何箇所か穴を開ける。Aは小鍋にいれ煮立たせたらあら熱をとる。
2. 保存用袋などにAを入れ、そこに牛モモ塊肉を入れて空気を抜き4〜5日冷蔵庫で寝かせる。
3. たっぷりの水を鍋に沸かし、2.を水気を切って入れる。1時間弱火で煮込む。
・1週間〜10日寝かせるとさらに美味しくなります。その際は3.の煮込む時間を30分ほど増やしてください。
・2.の段階でお好みで香味野菜と一緒に漬け込んでも◎。
※必ず清潔な手、キッチン、調理器具で行ってください。
※保存する場合は冷蔵庫で1週間以内、冷凍庫で1ヶ月以内に食べきってください。
漬け込んでおいたお肉は熟成され独特の旨味を楽しむことができます。ほぐして食べてもよし、そのままマスタードをたっぷりつけて食べてもよし!アイデア次第でいろいろな料理に応用できるのも嬉しいです!塩味が濃く感じる場合は茹でる前にたっぷりの水につけ塩抜きをしてくださいね。
牛肩やスネだと肉々しいステーキのような味わいのコンビーフになります。
牛モモだとジューシーでリッチな味わいに。お好みでお肉を変えてみてくださいね。
5分でできる!やみつきコンビーフもやし
材料(1人分)
- コンビーフ・・・100g
- もやし・・・1/2袋
- ごま油・・・大さじ1/2
- 醤油・・・小さじ1/2
- 塩胡椒・・・少々
作り方
- もやしは耐熱ボウルにいれて600wの電子レンジで3〜4分加熱する。
- 1.の水分をしっかり切ったら全ての材料を混ぜ合わせる。
もやしとほぐしたコンビーフを混ぜ合わせただけなのに、なんでこんなに美味しいのでしょうか・・・シンプルながら味わい深く。これだけでもおつまみになります。常備菜として作っておくのもいいですね!
じゃがばたエッグコンビーフ
材料(1人分)
- コンビーフ・・・100g
- じゃがいも・・・1個
- 半熟卵・・・1個
- バター・・・1かけ
- パセリ(みじん切り)・・・適量
- A マスタード・・・大さじ1
- A はちみつ・・・小さじ1
- A レモン汁・・・・適量
- A 塩胡椒・・・少々
作り方
- Aは合わせる。じゃがいもは皮をむき、一口サイズに切ったら耐熱ボウルにいれ600wの電子レンジで4〜5分加熱して中まで火を通す。
- じゃがいも、コンビーフ、バターをあえたら器に盛り半熟卵をのせ、Aをかけパセリをふる。
コクうまなマスタードソースと卵をたっぷりからませたコンビーフ、メインおかずにもぴったりな美味しさ!ホクホクのじゃがいもと一緒にたべるコンビーフはまさにベストマッチ!じゃがいもの甘みがコンビーフの旨味を引き立ててくれます。
ぶ厚すぎるコンビーフサンド
材料(1人分)
- コンビーフ・・・200g
- 6枚切り食パン・・・2枚
- キャベツ・・・1/8玉
- スライスチーズ・・・1枚
- 粒マスタード・・・適量
- A マヨネーズ・・・大さじ1
- A 酢・・・小さじ1
- A 塩・・・少々
作り方
- 食パンをトーストし、粒マスタードを塗る。
- キャベツを千切りにし、耐熱ボウルにいれ600wの電子レンジで3分加熱し、しっかりと水気を切ったらAを和える。
- 食パンにチーズ、2.、コンビーフをのせてはさみ、半分に切る。
贅沢すぎるサンドイッチの完成です。酸味の効いたキャベツにピリッと辛いマスタードの味わいがたまりません。せっかくの自家製なのでガツンとお肉を挟んじゃいましょう!行楽シーズンにもぴったりの一品です!
牛ブロック肉を漬けるだけでできる絶品自家製コンビーフ。保存食にもぴったり!漬けておくだけで簡単にできるのでこの機会にぜひ作ってみてください。
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事を一緒に食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。
2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュースしています。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog:河瀬璃菜 公式ブログ Powered by LINE
http://foodcreativefactory.com/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508