車が燃えた現場周辺を調べる捜査員=宇都宮市で2016年10月24日午前10時59分、小出洋平撮影
宇都宮市本丸町の宇都宮城址(じょうし)公園で23日に爆発物で自殺したとみられる栗原敏勝容疑者(72)=同市針ケ谷町=は、元陸上自衛官で通信機器など機材の取り扱いや気象に詳しかったという。栗原容疑者がネット上に書き込んだとみられる記述には「大げさにしないといけない」などと、事件を示唆するような記述もあった。【伊澤拓也、山崎征克】
栗原容疑者とみられる人物が今年4月、動画サイトに投稿した「栗原敏勝の自衛隊退官パーティー」という動画によると、栗原容疑者は36年間、自衛官として勤務し、1999年4月に定年退官。退官時の階級は中堅幹部にあたる2等陸佐で、所属は航空学校宇都宮分校だった。
気象予報官の職務が長く、同分校では91~96年に気象教官として学生約200人を指導したという。また、地上訓練機班長として訓練に使うフライトシミュレーターの改修や、パソコンのCPU(中央演算処理装置)の改良などにあたった。宇都宮市内のホテルで開かれたというこのパーティーで、当時の同僚は「きちょうめん。しっかりとしたデータ管理で活躍された」と褒めたたえていた。