iPhone 7に買い換えるなら、ついでに格安SIMにしてみたらどうか

7年ぶりにスマートフォンをAndroidからiPhoneに変えたのだが、その理由はiPhoneが防水、おサイフケータイ対応となった、いわゆる「ガラケー化」だった。
日本では結構売れていそうなiPhoneだが、どうせiPhone 7にするなら、ついでにSIMフリー端末を買ってみてはどうだろうか。移行もシンプル、ランニングコストも安くなる。オススメだ。

iPhone 7が発売

iPhone 7が9月16日から発売となった。

そして、早速ではあるが予約が開始された9月9日の16時にAppleのサイトにて、SIMフリーのiPhone7を注文した次第である。

久しぶりの発売日に買わなくては……という高揚感。

一部「iPhone7は日本でしか売れない、カモにされている」という報道もあるが、私のようなApple信者にとっては「どうかカモにしてください。搾取プリーズ!」と言った具合で、揶揄されようが全く気にならないのである。

さて、肝心のiPhone7であるが、ティム・クック御大のおかげで今回はかなり「日本仕様」にカスタマイズされている。

個人的には目玉はSuicaが使えるようになるということで、これがiPhone 3GS以来、7年ぶりにiPhoneを使うことになる大きな動機である。

7年間、Androidに浮気してきた理由

そう、何を隠そうMacbookとiPad proを買っているくせに、スマートフォンだけはここ7年間、ずっとAndroidを使ってきたのだ。だから私は「アップル信者」の中では重大な規律違反、異端者として迫害されてもおかしくない。

さて、iPhone 3GSからiPhone 4に移行せず、Androidスマートフォンに浮気した理由は非常にシンプルで、当時iPhone 4はキャリアの都合上、テザリングに対応していなかったからだ。(iPhoneの機能として実装はされていたらしいが)
PCでものを書くことがメインの仕事だった私は、どうしてもテザリングが利用したく、Androidに乗り換えた……というわけである。

さらにiPhoneがやっとこテザリングに対応した……と思ったら、Androidは「おサイフケータイ」なるものに対応した。これが極めて便利で、定期券を殆ど使わない私にとっては大変重宝したものである。

そんなこんなで、結局私はスマートフォンだけはAndroid、その他の機器はすべてApple製品という、誠にいびつな状態で7年間を過ごしてきたわけである。

今、ようやくiPhoneがAndroidに追いついた。

だが考えてみて欲しい。防水やおサイフケータイ、実はすべての機能はすでにAndroidで実装されていたのだ。

そこから導かれる結論はただ一つ。

そう、実はiPhone 3GS以降は、iPhoneは大したイノベーションを起こしていない。常にAndroidの後塵を拝してきたのだ。

iPhoneはイノベーター理論でいうところのイノベーター、アーリーアダプターが買うべき端末ではなくなっていた。

そして今回ガラケーのようになった日本仕様のiPhone 7を見ると、Appleも変わったな……と思うが、これは取りも直さず、「スマートフォンの進化が終わりを迎えた」ということなのかもしれない。

予約したのはもちろん、SIMフリーiPhone

ちょっと感傷的になってしまった。話を元に戻そう。今回私が予約したのはもちろんAppleのwebストアから購入することのできる、SIMフリーのiPhone 7である。

なぜSIMフリーのiPhoneを予約したのかといえば、当然私がすでに格安SIMでAndroidのスマートフォンを運用しているからである。

今まで使っていた機種はXperia J1 CompactというSonyの機種で、SIMフリー端末でありながら、おサイフケータイが使えるというちょっと話題になったシロモノだ。日本製にしてはデザインもよく、お気に入りだった。

だが、こいつはメモリが足りないのか、私の使い方が悪いのか、よくフリーズする。

目覚まし時計をかけて大音量のアラームが鳴ったのに、画面が消えたままになっているという状態が頻発し、音が止められず、家族から「うるさい!」と苦情をもらうこともしばしば。流石にこれはアカン、買い換えようと思っていた矢先のiPhone7の発表だった。

さて、今回AndroidスマートフォンからiPhone 7への切り替えであるが、これがエライ簡単である。

Androidケータイから、家に届いたiPhoneにSIMカードを差し替えるだけ。これでおしまいである。店舗で長ったらしい契約変更に付き合う必要も、2年縛りウンタラの契約に伴う違約金も何もない。

ただ、差し替えるだけ。

素晴らしい。本来スマートフォンとはこうあるべきである。キャリアの呪縛を逃れ、格安SIMカードの契約だけというシンプルな契約だからこそ、このように躊躇なく機種変更ができたのだ。

今後、スマートフォンの形をしていない、様々なデバイスに通信機能がついていくだろう。
そんな時も、SIMカードを差し替えるだけでその端末が利用できるようになる。素晴らしいではないか。

この際、iPhone 7に乗り換えるならば、1時間も契約で待たされ、しかも解約すると大きな違約金をとられる契約はもうやめて、端末の買い替えと同時に、格安SIMに乗り換えてはいかがだろうか?

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