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本記事では以下の様な構成でモモンガの特徴や生態、飼育方法や必要な備品まで徹底解説していきます!
非常にボリュームのある記事ですがこれを全部読めばモモンガマスターになれること間違いなしです!
モモンガは飼育が難しいので、実際に飼おうと考えてらっしゃる方は必ず最後まで目を通して飼い方や注意点を確認してくださいね!
1ページ目:モモンガの基本的な特徴と生態、モモンガとムササビの違い
2ページ目:ペットとして代表格、フクロモモンガの特徴や飼い方、選び方
3ページ目:フクロモモンガの赤ちゃん、成体の飼い方とモモンガを飼うのに必要な準備、用品
4ページ目:もう一つの代表格アメリカモモンガの特徴や飼い方、選び方
5ページ目:日本に住むモモンガの現状とモモンガの種類毎の基本データまとめ
モモンガの仲間は日本にも生息しており、古来よりよく知られていた動物のひとつです。
生物分類上は、はリスの仲間に属し、主に山間部やより標高の高いエリアの森林地帯に生息しています。
夜行性の動物 であり、昼間は巣穴で寝て暮らしています。
両肢の間に飛膜があり、木々の間などを滑走できる特徴を持っています。
他のリスの仲間同様に、自然界では木の実、果実など植物性のものを食しています。
平均的な大きさは、
体長 : 14-20センチ
体重 : 20-200グラム
程度で、人間の手のひらに乗る位の大きさです。
自然界での寿命は、 3-5年位 といわれています。
以上、日本に棲んでいるモモンガの特徴について説明しましたが、他のモモンガの仲間も多少の差こそあれ、同じような生態です。
同じような特徴を持つ動物にムササビがいます。
ムササビも、リスの仲間に属しており、生息地域も食性もほとんど変わりありません。
では、どのような点が異なり、判別されるのでしょうか?
ムササビは
体長 : 27-48センチ
体重 : 700-1300グラム
と、モモンガに比べれば大型です。
モモンガが空飛ぶ「ハンカチ」なら、ムササビは「空飛ぶ座布団」みたいな大きさでしょう。
モモンガは前肢と後肢の間にのみ飛膜がありますが、ムササビは首から尻尾にかけても飛膜に覆われています。
余談ながら、マレー半島やフィリピンには、ヒヨケザル(サルの仲間ではありません)という動物が棲んでいます。
このヒヨケザルも飛膜を持ち、ムササビやモモンガと同じように木々の間を滑空することができます。
モモンガは通常20-30メートル(長くて50メートル)位ですが、ムササビは100メートル以上の滑空が可能です。
他にモモンガの方が目が大きいことや、尻尾の形が異なるなどの違いがあります。
モモンガの仲間は世界に広く生息しておりますが、ムササビは意外なことに日本固有の動物です。
上記のように、ムササビとモモンガは遠目から見ると、大きさ以外はあまり変わりないようです。
古代の人は、これらの動物が夜行性のうえ、人里離れた場所に棲んでいるために、あまり実物に触れることがあまいありませんでした。
そのため、我が国でも平安時代位までは、ムササビとモモンガの区別はされていませんでした。
この仲間は、かつて 「モミ」 あるいは 「ムササビ」と呼ばれ、その「モミ」の呼称が転じて「モモ」となり、江戸時代位に 「モモングア」になったと推定されています。
ちなみに「モミ」は 「毛美」との意味で毛並みが美しく、かつて毛皮として重宝させた歴史をもち、「グア」とは鳴き声に由来するものといわれています。
モモンガはかつて、妖怪の一種とされた時代があり、「モモングア」の呼称は忌み言葉だったこともありました。
その「モモングア」が、さらに転じて「モモンガ」になったと伝えられています。
現在においても、山奥の森林地帯で夜中にしか活動しない野生のモモンガやムササビは、気軽に観察できる動物ではないことに変わりありません。
このように、自然界ではなかなかお目にかかれないモモンガ達ですが、ペットとしては下記の3種類が代表種となっております。
1. タイリクモモンガ
2. アメリカモモンガ
3. フクロモモンガ
後述しますが、現在は様々な事情により、上記3種類がすべてペットとして流通しているわけではありません。
輸入規制になって輸入量が激減しているものもあれば、取引自体禁止されている種もあります。
まず、ペットとしてモモンガを飼うにあたって、その性質を知っておく必要があります。
モモンガの仲間は夜行性です。
昼間はほとんど眠っているため、飼い主とのふれあいの時間は非常に少ないといわざるを得ません。
仕事などの関係で帰宅時間が遅い方や、日中家を空けることの多い方には問題ないでしょうが・・・。
癒しを求めて飼い始めたモモンガなのに、寝姿しか拝めないなんて・・・と嘆いても自然の節理なので仕方ありません。
眠っているモモンガを無理に起こそうとすると、ストレスを感じ攻撃的になることがあります。
モモンガの性格は警戒心が強くて臆病です。
従って個体差もありますが、人には懐きにくい動物ですので、過度の期待はしない方はよいでしょう。
また室内飼育が基本となりますが、室内の温度設定にかなり気を使います。
1年を通じて、18-28℃位でエアコン設定をするのが理想的な環境ですが、その時の温度が飼い主が快適と感じかは別問題です。
また大きな物音や環境の変化は大変なストレスになり、最悪ショック死してしまうこともあります。
モモンガのトイレの躾は出来ないと思ってください。
通常はゲージに掴まったまま糞尿をしますが、ゲージ周辺は排泄物で汚れます。
ゲージから出して、室内で運動などさせると時には、室内で排泄される恐れがあるため要注意です。
種類的には、アメリカモモンガはあまり体臭もなく、糞尿も気にするほど臭いません。
しかし、フクロモモンガに至っては臭腺が発達しており、体臭もかなりきついばかりか、糞尿も臭いです。
タイリクモモンガは 大きさ 14-22センチ程度と、通常のモモンガと同じくらいが若干大きめなモモンガです。
生息地は、ロシア(シベリア)、中国、朝鮮半島などユーラシア大陸北部で、北海道にも亜種である「エゾモモンガ」が棲んでいます。
かつてはペットとして人気があり、流通しておりましたが、現在では商取引を含め、譲渡、飼育すべて禁止にされてしまいました。
理由として、日本固有の動物に害を与える害獣4として、2006年に「特定外来生物」の指定を受けたからです。
日本固有種であるエゾモモンガとの交配によって、エゾモモンガが危機にさらされてしまうというのが主な理由です。
http://www.env.go.jp/nature/intro/1law/index.html
そのため、新規にモモンガを飼おうと思っている方には縁のない動物だといえます。
この法律に指定される以前から飼育していた人は、環境省に申請して飼育の許可をもらわなければなりません。
もし許可なく飼育した場合処罰の対象になります。
比較的にペットショップで流通しているフクロモモンガに比べて、アメリカモモンガの流通量は多くありません。
2005年に、輸入動物の手続きが強化させてから原産地からの輸入が激減し、現在流通している個体は国内繁殖が主流となりつつあります。
アメリカモモンガを販売しているペットショップは非常に少なく、入手のしやすさではフクロモモンガに軍配が上がります。
アメリカモモンガは野性味が強く、人間になかなか懐きにくい性格があります。
警戒心が強く、飼い主であっても、一度不信感を抱いたらまず懐きません。
ベビーの頃から根気強くふれあえば、懐いてくる個体もあるでしょうが、あまり期待できないのが現実です。
その点、フクロモモンガは集団生活をしている関係上、ベビーの頃からふれあえば、非常に懐く個体もあります。
なかには飼い主がそばにいないことがストレスになってしまう個体までいるようです。
いずれにしても個体差、及び飼い主との距離感も大きく影響しますが、慣れやすさもフクロモモンガに軍配が上がります。
ペットを飼育するにあたって、その臭いは気になるものです。
アメリカモモンガはもともと体臭が少なく、排泄物の量も少ないばかりか、あまり臭いません。
それに比べ、フクロモモンガは臭腺が発達しており、悪臭を発します。
縄張り意識が強くマーキングする必要があるからです。
オスの方が臭いが強いですが、メスも臭いです。
また排泄物の量も多く、とても臭います。
この点では、アメリカモモンガに軍配が上がります。
例えば動物園で動物を見ることは、あくまで鑑賞することが目的であって、その動物との直接のふれあいまでは望まないでしょう。
モモンガらしさを求め、あくまで鑑賞用の動物として捉えるのなら、アメリカモモンガを飼育した方がよいでしょう。
逆にペットとして、癒しとかふれあいを求めるのなら、間違いなくフクロモモンガを選択した方がよいといえます。
それでは、次のページ以降で「フクロモモンガ」 「アメリカモモンガ」の飼育方法、および飼育するにあたっての注意事項を個別に紹介していきましょう!
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