世界最高峰のエベレスト(8848メートル)に女性で史上初めて登頂した登山家の田部井淳子(たべい・じゅんこ)さんが、20日、腹膜がんで死去した。77歳だった。

 田部井さんは、1939年9月に福島県三春町に生まれた。62年に昭和女子大を卒業後、社会人山岳会に入会し、69年に「女子だけで海外遠征を」を合言葉に女子登攀(とうはん)クラブを設立。75年に、エベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、女性初のエベレストの登頂に成功。92年には、女性で世界初となる7大陸最高峰登頂者となった。

 近年は環境問題にも取り組み、90年に山岳環境保護団体の日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラストを設立し、その後に代表に就任。国内外で清掃登山や植林などの活動を続けた。