トランプ氏の女性侮辱発言が波紋 選挙戦に影響か9月30日 11時37分

アメリカ大統領選挙の共和党のトランプ候補が、かつて「ミス・ユニバース」で優勝した女性を侮辱したとして波紋が広がっていて、選挙戦に影響が出ることも予想されます。

これは民主党のクリントン候補が、２６日に行われたテレビ討論会で暴露したもので、共和党のトランプ候補は、かつて１９９６年の「ミス・ユニバース」の世界大会で優勝した女性を「ミス子豚」と呼んでいたということです。

これについてトランプ氏は討論会のあと、「この女性は最悪だった。体重が急増し、問題だった」と述べ、みずからの発言を正当化しました。

これを受けてクリントン氏の陣営は「問題なのはトランプ氏のほうだ」と訴える動画を公開し批判を強めていて、アメリカのメディアが繰り返し取り上げるなど波紋が広がっています。
クリントン氏はさらに、トランプ氏がこの女性について中南米出身という理由だけで「ミス家政婦」とも呼んで侮辱していたとして、非難しています。

トランプ氏は、共和党の候補者選びの段階でも女性を蔑視するような発言をしていて女性有権者の間では支持率が低く、大統領選挙が１１月に迫る中、今回の問題で選挙戦に一層影響が出ることも予想されます。