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 小池百合子・東京都知事の選んだ大学教授らのチームが、2020年東京五輪・パラリンピックの総経費を「3兆円超の可能性」と示し、大幅な計画見直しを迫った。開幕まで4年を切った段階で、どこまで変更が可能なのか。波紋が広がっている。

 「きわめて客観的で、経営的手法での分析。全体像を見せてもらい、非常にわかりやすかった」。29日、小池知事は2020年東京五輪・パラリンピックに関する調査チームの報告を聞き、そう話した。

 チームは、都顧問の上山信一・慶応大教授を中心に経営コンサルタントら8人がメンバーで、8月末から都や大会組織委員会の担当者らに面会するなどして調査してきた。上山氏は橋下徹氏の大阪府・市改革を支えた経験があり、小池知事が自ら選任。そのチームの結論が「大会総経費は3兆円を超える可能性がある」という内容だった。

 「2兆(丁)、3兆(丁)と、…

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