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 2014年2月の東京都知事選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪で公判中の元航空幕僚長・田母神(たもがみ)俊雄被告(68)について、東京地裁は29日、保釈を認める決定を出した。保釈保証金は600万円で、納付後に田母神被告は保釈された。

 田母神被告は、都知事選後の14年3~5月に選対幹部らと共謀し、運動員5人に選挙運動の報酬として計280万円を配ったほか、選対幹部にも200万円を渡したとして、今年5月に起訴された。公判では「お金を配ったことはない」などと無罪を主張している。