配送費など肩代わり「下請けいじめ」で公取委から勧告

配送費など肩代わり「下請けいじめ」で公取委から勧告
全国のスーパーにプライベートブランドと呼ばれる自主開発商品を卸売りしている「シジシージャパン」が、本来は自社で負担すべき商品の配送費など6400万円余りを下請け業者に肩代わりさせる下請けいじめをしていたとして、公正取引委員会から再発防止を求める勧告を受けました。
勧告を受けたのは「CGC」というプライベートブランドで開発した食料品や日用品などを、加盟する全国のスーパーおよそ4000店舗に卸売りしている東京・新宿区の「シジシージャパン」です。
公正取引委員会によりますとこの会社は、平成24年6月から1年余りの間、商品の製造を委託している下請け業者43社に対し、契約上、自社で負担すべき商品の配送費用や販売促進費用などを肩代わりさせていたということです。
こうした下請けいじめの総額は6400万円余りにのぼるということで、公正取引委員会は、下請け法に基づいて再発防止を徹底するよう27日、勧告しました。
シジシージャパンはすでに全額を返金したということで、「勧告をしんしに受け止め、再発防止に努めます」とコメントしています。