山崎豊子さん命日「豊子忌」前に 編集者ら墓参り
「白い巨塔」や「大地の子」など多くの社会派小説で知られ、3年前に亡くなった小説家の山崎豊子さんの命日を前に、27日、当時の編集担当者などが大阪市にある山崎さんの墓を訪ねました。
山崎豊子さんは大学病院の裏側を描いた「白い巨塔」や、中国残留孤児をテーマにした「大地の子」など多くの社会派小説で知られ、3年前に88歳で亡くなりました。
27日は、「豊子忌」と名付けられた今月29日の命日を前に、長年、山崎さんを担当した編集者など8人が大阪・天王寺区の藤次寺にある山崎さんの墓を訪れました。
一行は山崎さんが生涯に手がけた28の小説とエッセイのタイトルが刻まれた石碑の前で祈りをささげて、スケールの大きな小説で多くの読者を魅了した小説家の足跡をしのんでいました。
晩年の山崎さんを担当した編集者の田中光子さんは、「戦争にせよ憲法問題にせよ、山崎先生が提起された問いは今も生きている。先生にはもう会えないが、作品を読むことでいまある問題を考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
山崎豊子さんの墓所は、29日の命日から来月2日までの4日間、一般に公開されます。
27日は、「豊子忌」と名付けられた今月29日の命日を前に、長年、山崎さんを担当した編集者など8人が大阪・天王寺区の藤次寺にある山崎さんの墓を訪れました。
一行は山崎さんが生涯に手がけた28の小説とエッセイのタイトルが刻まれた石碑の前で祈りをささげて、スケールの大きな小説で多くの読者を魅了した小説家の足跡をしのんでいました。
晩年の山崎さんを担当した編集者の田中光子さんは、「戦争にせよ憲法問題にせよ、山崎先生が提起された問いは今も生きている。先生にはもう会えないが、作品を読むことでいまある問題を考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
山崎豊子さんの墓所は、29日の命日から来月2日までの4日間、一般に公開されます。