国産旅客機MRJ初の海外フライト 新千歳を離陸

国産旅客機MRJ初の海外フライト 新千歳を離陸
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三菱航空機が開発中の国産旅客機MRJは、本格的な飛行試験を実施するアメリカに向かうため、27日午前、北海道の新千歳空港を離陸しました。MRJにとって初の海外フライトとなります。
たび重なる機体のトラブルでアメリカへの飛行が延期されていたMRJは、必要な改修作業が終わり、26日、当初の予定から1か月遅れで愛知県の県営名古屋空港を出発し、経由地となる北海道の新千歳空港に着陸しました。新千歳空港では、給油や機体の整備などが行われ、27日午前9時半ごろ本格的な飛行試験が行われるアメリカへ向けて飛び立ち、今回、海外での初のフライトとなります。MRJは中距離の飛行機であることから、アメリカまで各地で給油する必要があり、今後、ロシアやアメリカのアラスカ州を経由し、日本時間の今月29日にも飛行試験の拠点となるアメリカの西部ワシントン州の空港に到着する予定です。
MRJを開発する三菱航空機では、今回の機体を含めた5つある試験機のうち、4つをアメリカに移動させ飛行試験を加速させるとしています。