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 26日に開かれた米大統領選のテレビ討論会で、論戦をかわした共和党のトランプ氏と民主党のクリントン氏はどちらが優勢だったのか。米国で大統領選を研究してきた明治大学の海野素央教授に聞いた。

 全体的にはクリントン氏の勝利といえる。勝敗の分かれ目は開始から50分ほどが過ぎた時のクリントン氏の発言だったと思う。

 クリントン氏はトランプ氏に対し、「あなたは、この討論会で私を批判する準備をしてきたのでしょう。私も準備してきました。それは何か知っていますか? 大統領になる準備をしたのです」と言った。討論会では拍手などは禁じられているが、会場から思わず拍手が上がった。ここで流れが変わったとみる。

 この発言までは、トランプ氏が…

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