Perfumeはアイドルなのか?ということをずっと考えている。
うーん、これがなかなか難しい。
デビューの時は完全にアイドル。
「ポリリズム」でようやっとブレイクするまでに7年。初オリコン一位まで8年。これは僕の「アイドル6年説」に反する。
その時点では「テクノポップユニット」あるいは「テクノポップアイドル」。
Perfumeがアイドルの様相に見えないというのは、「頂点」が見えないというのと、「目標」が良く解らない、ということが原因として挙げられるのではないだろうか。
「アイドルは物語」という自説に照らし合わせると、そこが弱いのだ。
確かに「海外での成功」とか、目標はなくはないのだろうが、「東京ドーム」とか「紅白出場」とかと比べると、多少ぼんやりしている。
もちろん立ち上げの時の苦労は知っている。
パチンコ屋の駐車場でライブしたとか、インストアライブで客二人だったとか、そういうエピソードは、アイドルの「物語」として十分だ。
しかし、まぁ簡単に言うと、「アキバ」を市場にしていないことが大きいのだろう。
「ヲタ」と共に紡ぎ上げられた「物語」ではない。
スタイルとしては完全にテクノポップ。
あと既に3人とも27、8歳。ユニット内全員がこれ程に高年齢な女性アイドルは他に類を見ない。
それも「アイドル」ならば、という前提からの認識であり、アーティストという認識ならば何ら不思議ではない。
PUFFYもいるし。
僕がハマったのは『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』の映像。
夢中になった。ちょうど『かんなぎ』の時?
一時期携帯のアラームを「チョコレイト・ディスコ」にしていた程。
でもやっぱり「アイドル」という追っかけ方ではなかったなぁ。
BABYMETALといい、アミューズの売り方は基本「アーティスト」「アート」なのだと思う。
しかし最近やってるあのAR!あれはビックリしたなぁ。
未だにどうやってるか解らない。
「物語」より「技術」を見せつけるユニットかも知れないね。
それもまた「アイドル」とはちょっと違うような。