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 西尾市東幡豆町の「愛知こどもの国」で、故障のため走れなくなっていた蒸気機関車(SL)「しおかぜ」が11月に復活する。修理資金がネックだったが、ネットで募金を呼びかけ、565万円が寄せられた。

 石炭で走る「しおかぜ」は1974年から運行開始。一緒に導入された「まつかぜ」とともに「双子の蒸気機関車」として親しまれた。2台は、園内の1周約1キロのコースを平均時速12キロ程度で走り、乗客定員は100人。三河湾を眺望できるコースも人気を集め、多くの子どもたちを乗せて走ってきた。

 だが、6年ほど前に「しおかぜ」はボイラーの故障で走れなくなり、記念撮影用に。それからは「まつかぜ」1台が走り続けてきたが、負担は大きく、このままでは2台とも動かなくなることが懸念されていた。

 このため、今年4月からインタ…

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