最近仲睦まじいパパと息子。
ママと息子が2人でいるときも、時折「パパーパパ〜」とパパを呼ぶことがあるようです。
そんな仲良しの2人ですが、ほんの数ヶ月前までは息子にとってのパパは、ママの付属品以下の扱いでした。
パパが抱っこしようとしたら嫌がることも多く、絶対ママじゃないとダメって場面も多かったです。
では、この数ヶ月で何が起こったのかと思い返すと、分岐点は断乳だったように思います。
今回は、子どもになかなか懐いてもらえないパパに希望を与える私の経験談を書きます。
断乳まではママが全て
冷静に考えて、四六時中一緒にいるママに子どもが懐くのは当たり前です。それはもう懐くというレベルではありません。依存のレベルです。子どもはママがいない世界を想像もしていないし想定もしていません。
さらにその絆をより強固にしているのがOPPAIでした。
息子は、栄養的にはOPPAIなしでも十分に生きていけても、とりあえず吸っておきたいみたいな求め方で1日に10回以上授乳している状況でした。
夜寝るときも授乳で寝ていたし、夜泣きも添い乳で対応してました。
これもOPPAIを吸うのが当たり前で、OPPAIを吸わない世界は想像できない、というものだったんでしょう。もはや精神安定剤かつ睡眠導入剤という最強のクスリになっていました。
そんな姿を間近で見ているパパは、もはや諦めの境地でした。いくらパパが頑張ってあやそうにもOPPAIに勝てる芸を何一つ持っていないのです。
id:mikumamaさんのこの記事にえらい共感してしまいました。まさに私も同じ気持ちでした。
そんな息子の世界の常識を一変させたのが断乳というイベントだったんです。
精神安定剤を失くした子どもの拠りどころ
大げさに言っていますが、息子にとってはおそらく今年一番の衝撃のあったイベントでしょう。
断乳によって子どもはその生活習慣を根本から見直さざるを得えません。
それまで当たり前のように吸えていたOPPAI。
精神安定剤であり睡眠導入剤であったOPPAI。
OPPAIを失くしても心の拠り所は変わらずママですが、でもママについているOPPAIはもう自由にできないという矛盾と戦わなければいけないのです。
断乳こそOPPAIを持たないパパがしゃしゃり出て存在感を示す絶好の場面なのです。
奪うんじゃなく寄り添う
断乳のときに私が注意したのは、パパが息子とOPPAIを切り裂く存在にならないことです。
断乳前にしっかり言い聞かせをしていたこともあり、断乳時にOPPAIをせがむことはほとんどありませんでしたが、それでも心の中でせめぎ合っていたのは間違いありません。
そこにパパが横入りして、ママから遠ざけようとしては、パパが悪者になる可能性があります。
実際に以前断乳に失敗したときには、パパの抱っこを泣いて拒むようになりました。これはOPPAIをせがむ息子を強制的に抱っこし引き離そうとしたからだと思います。
なので、抱っこするときも、何かをしようとするときも、声がけはしますが、最終的には子どもが納得して子どもから動くように可能な限り仕向けていました。
そうすることで少しずつですが、パパは味方だという認識をするようになったと思います。
パイ卒はパパのチャンス
息子がOPPAIに夢中だった頃、OPPAIへの愛(執着)とパパへの愛は反比例している気がしてなりませんでした。
OPPAIへの愛が強ければママへの愛も相乗的に強まると思います。パパじゃダメ(OPPAIじゃなきゃダメ)って場面も多いです。
でも、OPPAIへの愛とパパへの愛は独立事象です。断乳したからってその分パパに愛が向くことはありません。パパに向かせなきゃいけなかったんです。
断乳に失敗して、パパにも懐いて貰えなかったときには、そこが甘かった。OPPAIがなくなれば自動的にパパの方にも向いてくれると思っていた。
断乳は子どもの愛のベクトルをパパに向けてもらう絶好のチャンスです。
ママが断乳を考えているなら、パパは密かに心のウォーミングアップを始め、ママが言い聞かせをしている傍らで子どもとの距離を徐々に徐々に近づけ、来るべき逆転劇への準備をしておくべきです。
おわりに
断乳に成功したこの夏は、パパが息子の遊びにクタクタになる毎日でした。
OPPAIを吸っていたときよりも凛々しくなったその顔をこちらに向け、満面の笑みを浮かべてくれる姿を見るとパパやって良かった、と思うのです。
1歳くらいって、ちょうどパパヤダとなることも多い年頃です。そんなとき、もしママが断乳を考えていたら、それは大逆転劇への壮大な前振りです。
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