「あの漫画の実写化が決定したって!」
「マジ?」
マーガくんの反応2パターン
漫画の実写化作品が失敗作だったときの罪
損をするのは読者だけ?
なにをもって失敗とするかは、諸意見あるだろうが、低評価が大多数で、興行的にも予想をはるかに下回れば、それは失敗だろう。
製作会社は、興行的に失敗しても赤字になりにくい仕組みになっている、と聞くが本当だろうか。
だとするなら、損をするのは、 原作を読んでいても、読んでいなくても、受け手側。
原作者である漫画家も、腹立たしかったりするだろうが、映像化した結果、原作がどかんと売れる、なんていうのは、よほどのクオリティでないかぎり、むずかしい時代だと聞く。
それでも、映像化が決まった時点で増刷するのだし、刷った時点で印税が発生するのだから、実写化作品が大コケしても、短期的には「損」をするわけではない。
(長期的には、作品のイメージダウンにつながり、発行部数が減ることもあるかもしれないが)
やっぱり損をするのは、読者、観客、である受け手側だ。
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私が学生のころ、日本の映画は、ものすごく元気がなくなっていた。
アメリカ映画にはかなうはずがない、という空気が圧倒的だった。
しかし、フランスや韓国の映画が元気になってきて、戦い方はあるということが証明された。
(アメリカとは違うものを作る、というのではなく、似たようなものを作る、という全肯定はしづらい方向性だったような気もするが)
近年は、日本の映画も元気を取り戻したような空気を感じる。
実際、興行成績のトータルは、ここ8年、邦画が洋画を上回っている。
テレビ局が参入した結果であり、映画がテレビドラマと大差ない出来になっているという批判も根強いが、まずは映画業界の資金が潤沢にならないと、才ある人も集まらないだろうと考える。
(このあたりの変化は、近年の、スマホゲームによるゲーム業界の変化にも似たような流れを感じる。スマホ漫画による漫画業界の変化も、起こりつつあるように感じる)
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まあ、私は、期待した作品に、裏切られたくないだけなのだが。
そして私は、観る目がなさげなので、成功作を失敗作だと勘違いしたり、失敗作を傑作だと認識するような人間なのだが……。
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ならなかった……。