飯塚直人、奥田薫子
2016年9月24日15時09分
横浜市神奈川区の大口病院で、点滴に異物が混入されて入院患者が死亡した事件で、遺体を司法解剖した結果、中毒症状を引き起こす恐れがある界面活性剤が検出されていたことが捜査関係者への取材でわかった。栄養補給剤の入った点滴袋からも検出されたことから、神奈川県警は殺人容疑で調べている。
県警によると、20日未明に亡くなった八巻信雄さん(88)の死因は中毒死。物質を泡立てたり、汚れを落としたりする効果がある界面活性剤は洗剤や漂白剤、医薬品などに使われる。毒性のないものもあるが、今回検出されたのは中毒症状を引き起こす恐れがある種類だったという。
病院関係者によると、点滴は医師の指示で薬剤師が用意し、看護師が実施する仕組みという。
捜査関係者によると、点滴は八…
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朝日新聞社会部
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