伊藤宏樹
2016年9月24日08時23分
北九州市は23日、議員の政務活動費に関して情報公開請求があった際、議会事務局の職員が会派の経理責任者を務める議員に、請求した団体名や開示を求められた項目を口頭で伝えていたことを明らかにした。少なくとも2013年度以降、11件の請求について職員が自発的に議員に伝えていたといい、事務局は「不適切だった」と陳謝した。
市議会事務局によると、13~16年度に政務活動費の収支報告書や領収書のコピーを求める情報公開請求が22件あった。そのうち、特定の会派や議員について請求のあった11件で、請求した報道機関や市民団体の名前と、「事務所費」「人件費」といった請求項目を会派の経理責任者の議員に伝えていた。請求者の氏名は伝えていないという。
いずれも文書が開示される前に事務局の課長や係長が議員控室を訪ねて口頭で伝え、「問い合わせがあるかもしれない」などと話したという。全会派を対象にした請求では、こうした対応はしていなかった。
記者会見した市議会事務局の松…
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