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 シリアのアサド政権軍は22~23日にかけて、反体制派が掌握する北部アレッポの東部地域に過去最大級とみられる空爆をした。ロイター通信は現地病院関係者の話として、91人が死亡したと伝えた。米国とロシアは12日に発効させた政権と反体制派の停戦合意は「依然有効」とするが、各地で戦闘が再開しており、停戦は事実上崩壊した。

 朝日新聞の電話取材に応じた住民によると、アサド政権軍と政権の後ろ盾のロシア軍によるとみられる空爆は22日から激しくなり、23日も断続的に続いた。破壊された建物の多くはアパートだという。

 負傷者の緊急救助を続ける非武装中立のボランティア組織「シリア民間防衛隊」(通称・ホワイトヘルメッツ)は、ロイターに対し、少なくとも建物40棟が破壊されたと語った。

 住民のモハメド・ジョケイルさ…

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