春の桜や新緑、秋の紅葉の美しさは格別。多摩湖のほとりに広がる自然のままの公園
狭山公園
東京にもまだこんな自然が残っていた!心癒やしてくれる公園へ出掛けよう
都内で暮らしていたとしても、街中ではそれなりに木々や草花を見かけるだろう。
例えば整然と並んだ街路樹や、オフィスのデスクに飾られている花。それらも確かに綺麗だけれど、むしろ綺麗過ぎてちょっと無機質に感じてしまう時がある。
「贅沢な悩みなのかもしれないけれど、手付かずの大自然が残っている場所ってないかしら?」
そんな癒やしを求める人におすすめしたい公園が、『狭山公園』だ。東京都東村山市、多摩湖のほとりに残る自然の魅力について、紹介していこう。
狭山公園ってどこにあるの?
『狭山公園』は、都立狭山自然公園の内部にある公園の1つで、その東側には都民の水瓶でもある多摩湖の堤防と隣接している。
この堤防からは、多摩湖全域を一望することができ、湖から吹く心地良い風も感じられる。
最寄り駅は西武多摩川線「西武遊園地駅」で、そこから歩いて5分程度と近い。また、「西武遊園地駅」へは新宿からなら1時間前後で行けるため、休みの日に急に思い立っても、すぐに行けるのが嬉しい。
自然の地形を生かした散策路が人気
園内の中央にある「宅部(たっちゃん)池」を取り囲むように、遊具施設が揃った「太陽広場」と、自然の地形をそのまま使った小高い森がある。
小高いといっても、小学生でも十分歩ける傾斜なので、親子でハイキング気分を味わえるだろう。また、公園入口にある「狭山公園パークセンター」では、園内マップの配布の他、季節毎に見頃となる花についてなど、スタッフが教えてくれる。
東京の隠れた桜の名所としても有名
東京には数多くの桜の名所があれど、桜並木を多摩湖越しに見たいのならば、この『狭山公園』がベストポジションだといえよう。
桜の種類も多く、定番のソメイヨシノからヤマザクラ、そして珍しいサトザクラまで、同じ桜でも違った趣きを感じることができる。
都会とは一味違った夜景も楽しめる
写真は、多摩湖畔堤防沿いから撮られたもので、手前には公園の街灯が、奥は東村山市内の明かりが見える。
都会のイルミネーションのような派手さはないが、明かりの1つ1つに誰かの生活が感じられて、何とも温かい気持ちになるのではないだろうか。
このように、朝から夜まで違った自然の顔を覗かせる『狭山公園』、毎日の生活にストレスを感じたら、癒やしを求めて訪ねてみるのもいいかもしれない。