石原氏、箱埋め案検討指示認める…発言を修正
元東京都知事の石原慎太郎氏は17日、都内で報道陣の取材に応じ、豊洲市場の建物下にコンクリートの箱を埋める案について、これまでの発言を修正し、「(自分が)専門家から聞き、都の幹部に検討したらどうだと言っていた」と述べた。
検討を指示した後は「コンクリート(で地下空間)を造る計画は一切報告を受けていない」と説明した。
石原氏は知事だった2008年5月の定例記者会見で、海洋工学の専門家が「(汚染対策は)違う発想で考えたらどうか」と発言していると紹介。長所として工費の安さや工期の短さを挙げ、当時の担当局長にコンクリ案を検討するよう伝えたことを明らかにしていた。(共同)