人気漫画「こち亀」40年の連載が終了 書店に惜しむ人

人気漫画「こち亀」40年の連載が終了 書店に惜しむ人
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世代を超えて親しまれてきた人気漫画、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が17日発売された雑誌の最新号をもって40年にわたった連載を終え、各地の書店ではシリーズ終了を惜しむ人たちが最後の作品を買い求めています。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、通称「こち亀」は、漫画家の秋本治さんが昭和51年から「週刊少年ジャンプ」で連載を続けてきました。
主人公の警察官、両津勘吉が巻き起こす騒動を描いたギャグマンガで、世代を超えて親しまれてきましたが、17日発売された最新号をもって40年にわたる連載を終え、同時に、最終話を収めた単行本の第200巻も発売されました。

物語の舞台の東京・葛飾区亀有にある書店では、17日のために単行本をすべて取りそろえたほか、愛蔵版や関連する本などを店頭に並べていて、午前10時の開店とともに、大勢の客が次々と雑誌や単行本などを買い求めていました。
子どものころから愛読していたという30代の男性は「まさか終わるとは思っていなかったので終わってしまうのは寂しいです」と名残惜しそうに話していました。
書店の店長は「地元を舞台にした漫画が終わるのは残念ですが、『こち亀』はいつまでも読者に愛されていくと思います」と話していました。