ふと考えたんですよね。
労働法とかで決められてる労働の概念って、
「すでにやることがある(これをやると儲かることがわかってる)」 → 「そこへの労働力の提供」
なんですね。つまり何故かと言うと資本主義が資本とか労働者という階級が分かれていて、
「資本家は投資をする人」
「労働者は搾取される人」
という概念で設計されているので、どうやって「労働者保護をするか!」というのが法律の趣旨になっている。
「投資」とは「不確実性へのチャレンジ」です。それ故に、時間はかかるは、失敗するわ。
何かするたびにお金がかかっていた時代は、お金を持っている投資家か、それそのものが仕事である大学の研究者の特権だったと言えるでしょう。つまりお金のない人は、「これをやれば、賃金が確実にもらえるが、失敗しなそうなこと(逆に大きく成功もしない)」にしかチャレンジできなかったわけです。それでも日本社会全体が成長していましたから、これを高度成長期として、未だ持って親世代は成功体験を覚えてしまっています。それが学歴社会などと呼ばれる「上位N%に入れば安泰」というシンプルな成功法則になっているのでしょう。
ところがイマドキ、社会そのものが不確実なので、自己投資やビジネスを前提とした研究が当たり前のように求められる時代になっています。
インターネットを活用することで、誰でも時間的な投資ができる時代になっていて、そこで培われたノウハウで、特にネット系のスタートアップは競争をしています。特にネット系スタートアップのトップは大体ネットサービスオタクだったりするのがいい例でしょう。つまり趣味として、常に研究をしているわけです。
労働法そのものが前提としている「やることはが決まっていて、それをやることで賃金をどうもらうか?」というのが、特定領域ではすでに成り立っていない、というのがスタートアップが、労働法との折り合いで苦労する原因ではないかとおもうわけです。
当たり前ですが、何かに投資をして、成果を上げて、それが自社のビジネスに貢献し、それが新しい食い扶持になったり成長のドライバーになると、その功労者は自動的に出世します。
投資する対象は、その人その人、いろいろあると思いますが、成長を求められている企業であれば、シンプルに「どう成長に貢献し、実現したか」ということになるでしょうね。更に言うと、その成果にゴールはない。大変な勝負ですが、常に進化していくことが求められているのがイマドキの世の中です。現状に満足したら負けます。常にピーターの法則と戦っていく必要があります。ドラゴンボールみたいで大変ですが、これがゲームのルールである以上は、そう言い続けるしか無い。
さらに起業してトップをはろうと思うなら、社会を変えるぐらいの刺さるアイディアと野望とコミットメントが必要です。
そうじゃないと、人がついてこないですからね。他社が革新的なアイディアで優秀な人を採用しようと戦っている人たちとの戦いです。そこで人がついてこなければ実現は不可能です。
割と単純にゲームのルールに乗ってるんだという感覚でいると、案外楽ですよ。自分そのものの限界と見ちゃうと結構辛いこともあります。
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