2016-09-11 09:54:08
小麦粉と水で作られる自然食品のパスタ。
自宅での食事、友達との外食やデートなど、私たちにとってかなり身近な食材として扱われています。
パスタと聞くと、細長い棒状のスパゲッティを想像する方が多いと思いますが、実はパスタってスパゲッティ以外にもたくさんの種類があるんです!
マカロニやラザニアもパスタの種類の一つで、そのほかニョッキやタッリアッテレ等々…
聞いたことあるけれど、具体的には説明できないものばかり。
そこで今回は、パスタそのものについて簡単に紹介すると共に、レストランなどでよく見かけるパスタの種類についてまとめていきます♡
この記事を読んで、パスタについて詳しくなってみませんか?
それではまずは、パスタの歴史や成り立ちについて確認していきましょう。
パスタとは、小麦粉と水で作られた自然食品のこと。
その歴史は古く、1000年以上前の古代ローマ時代まで遡ります。
しかしながら当時のパスタは、今私たちの身近にあるものとは異なり、小麦粉と水で練って焼いたものを切って食べていたようです。
とは言っても、原材料は同じなので起源となったのは間違いないですね。
その後、人々の生活や社会と共にパスタは発展していき、保存用の乾燥パスタも登場します。
乾燥パスタについては様々な説がありますが、12世紀にはすでに乾燥パスタの大規模な製造が現在のイタリア国内のシチリアでは行われていました。
そんな長い歴史を持つパスタがイタリア料理として世界中に愛されるきっかけとなったのは、1492年のコロンブスによるアメリカ大陸の発見です。
その発見によって、とうもろこし、じゃがいも、そして長年毒として避けられていたトマトがヨーロッパにもたらされたのです。
こうしてトマトがイタリアへ上陸したことをきっかけに、16世紀にパスタは「トマトソースと絡めて食べる」という現代と同じような食べ方をされるようになりました。
そして、17世紀後半に、やっと今の美味しいパスタが世界中へ広がっていくのでした♡
パスタが日本にやってきたのは、幕末から明治にかけての鎖国を終えた時期のことで、当時書かれた外国の料理をまとめた本にマカロニのことが記載されていたそうです。
明治16年(1883年)頃に、フランス人宣教師によって国内でのマカロニ製造が始まりますが、ホテルや高級レストランでしか口にすることはできず高級品として扱われていました。
その後、第二次世界大戦後の混乱期を乗り越え、パスタ工場が作られるようになり、やっとパスタは一般家庭に行き届くようになります。
保存機能の良さ、様々なソースに対応できること、料理の手間が省けるところ等々、様々な点が魅力となり、多くの家庭でパスタが受け入れられました。
こうしてパスタは日本の食文化にうまく溶け込んでいき、今では私たちにとって身近な食材のひとつとして数えられるようになりました。
簡単にパスタの歴史についてまとめてみました。
パスタそのものは1000年以上の歴史がありますが、日本においてはまだまだ若い食材だったんですね…。
しかし、普及して半世紀足らずでここまで愛される食材もなかなかないと思います。
美味しい食べ物は、時代と国境を超えるんですね♡
前置きが長くなりましたが、次の項目からはパスタの種類について紹介していきます。
パスタの種類は、視点によって区分の仕方が異なります。
調理方法や、パスタの生地の種類、そして最も分かりやすいのが見た目での判断です。
今あげた3つの視点から解説していきます。
パスタの調理法は主に三種類に分けることができ、ひとつ目は、茹でてソース等と絡めて食べる方法です。
カルボナーラやトマトソースなど、みなさんが想像しやすい一般的なパスタの調理法ですね。
ふたつ目は、焼き上げる方法で、グラタンやラザニアが当てはまります。
そしてみっつ目は、スープの具として調理する方法です。
日本人にはあまり馴染みがありませんが、後半で紹介するラヴィオリという小さなパスタはスープの浮身として用いられることが多いそうです。
乾燥パスタは、私たちが普段スーパーなどで購入するような長期保存が出来る硬いパスタのことです。
それに対して生パスタは、自宅で作られることが基本とされる乾燥していないパスタを指します。
最近では通販やスーパーで購入できますが、乾燥パスタに比べて値段は少し高め。
また、食感に関しては、生パスタの方がもちもちとしている印象が強いです。
長さや大きさ、パッと見て分かる特徴からパスタを分類していきます。
パスタの名前は、その見た目から名付けられたものが多くイタリア語を学んでいる方は「あ!」と思うかもしれません。
しかしながら、パスタの種類は全部で300種類以上もありここで全てを紹介することは難しい…。
そこで、今回は代表的なパスタの種類に絞っていくつかを紹介していきます♡
なお、その際は分かりやすくまとめるために、ロングパスタとショートパスタの2つの項目に分類して説明しようと思います。
それではまずは、ロングパスタから確認していきましょう。
自宅でパスタを作る時に利用している方も多いはず!
スパゲッティは、太さ約1.6mm~1.9mmで断面が円形ものを指します。
語源のspagoは、イタリア語で「細いひも」を意味しています。
クリーム系からオイル系まで、和風ソース等々、様々なソースに対応しやすいですが、特におすすめはバジルの入ったトマトソースパスタです♡
スパゲッティよりも細めで、1.2mm~1.6mmの太さのパスタのことをいいます。
スパゲッティと混合している場合も多いそうです。
麺が細いスパゲッティーニは、汁気の多いソースや、あっさりとしたオイルテイストのソースがよく合うそうです。
和風のソースや、オリーブオイルを使用したシンプルなソースがおすすめ!
太さは1.0mm~1.1mm前後で極細!
1.0mm以下のものでもカペリーニと呼ばれることがあるそうです。
「髪の毛」を意味するcapelloが語源となっています。
スープに使うことが多いそうですが、麺が細く溶けやすいため冷製パスタに使用すると◎
夏場の暑い時期に、冷たいトマトや生ハム、もしくはフルーツを組み合わせた冷静パスタにすると美味しいと思います。
「天使の髪の毛」という意味の、カッペリーニと同じような極細のパスタのこと。
私たちが想像するようなパスタと異なり、麺のように一塊ごとに丸くなっているのが特長で、スープに使うのが一般的だそうです。
太さ1.0mm~1.2mm前後の棒状のパスタを指します。
「細長い虫」を意味するvermeが、名前の由来知なっているそうです。
ちょっと気持ち悪いですね。
さっぱりとしたオイル系のソースや、スープへの使用が適していますよ。
卵を入れて作る、幅5mm〜10mmの平たいきしめん状のパスタです。
イタリアの中部から南部、ラツィオ州ではフェットチーネ(fettucine)と呼ばれています。
歴史あるパスタで、古代ローマ時代から食べられているそうです。
ボロネーゼソースやトマトソースと合わせるのが定番!
カルボナーラにもぴったりです。
タッリアッテレよりも太い、幅20mm位のきしめん状のパスタです。
こちらも、卵を入れて作られています。
クリーム系のソースやミートソース、野菜系のソースがよく合います。
長いマカロニのようなパスタで、英語ではロングマカロニと呼ばれています。
直径5mm〜8mm位の穴が空いてる、まさに長いマカロニのようパスタです。
そのままではなく、マカロニサイズに切り取ってグラタンに使用することが多いそうです。
直径が2mm〜3mmのスパゲッティよりも太めのパスタで、真ん中に穴が空いています。
細い長いマカロニのようなパスタですね。
カルボナーラやアマトリチャーナなどの濃厚なソースを絡めて召し上がってっみてください♡
断面が正方形をしているのが特徴的なパスタです。
chitarraはイタリア語でギターを意味しており、19世紀の中頃から存在していると言われています。
伝統的に、子羊の煮込みソースと一緒に頂くそうです。
断面が楕円形をしているパスタのことで、語源は舌という意味のlingua。
弾力があり、もちもちとした食感を楽しむことができます。
ジェノヴェーゼパスタなどの、バジルを使ったパスタに使われることが多いそうです。
その他、ソースの絡みがいいので魚介類のソースもおすすめ!
日本ではラザニアと呼ばれているパスタを指します。
板状のパスタで、料理名と誤解されがちですが、パスタの生地のことをラザーニェと呼びます。
10mm〜15mm前後のぎざぎざしているパスタのことです。
パスタとうまく絡めるためにも、濃厚なクリームソースやトマトソースと合わせて食べてみてください。
まずは、ロングパスタについて簡単に紹介しました。
こんなにたくさん種類があるなんて、驚きですよね!
次のページでは、ショートパスタについて紹介していきます。
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