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「台湾籍が残っていた」会見で陳謝 二重国籍問題

記者会見で自身の台湾籍について釈明する民進党の蓮舫代表代行=参院議員会館で2016年9月13日午前10時39分、森田剛史撮影

民進党代表選「政治家として日本のためしっかり仕事したい」

 民進党の蓮舫代表代行は13日午前、国会内で記者会見し、父の出身地の台湾籍が残っていたことを明らかにし、謝罪した。12日に台湾当局から連絡があったという。蓮舫氏は東京都出身で父が台湾人、母が日本人。1985年に日本国籍を取得しているが、いわゆる「二重国籍」ではないかとの指摘を受けて調べていた。

 蓮舫氏は会見で「私の記憶の不正確さで混乱を招いたことをおわびしたい」と陳謝した。15日投開票の民進党代表選については、「政治家としては日本のためにしっかり仕事をしたい」と撤退しない考えを示唆した。

 これまでの蓮舫氏の説明では、85年1月21日に日本国籍を取得した際、台湾籍の放棄を宣言したという。一方で、当時、東京都内の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)に赴き、父が台湾語で手続きをしていたため、「私は台湾語がわからないので、どういう作業が行われたか覚えていない」と話していた。実際は、台湾籍を放棄する手続きは行われていなかったとみられる。13日の会見で蓮舫氏は「記憶があいまいだった。私としては(台湾籍は)抜けたと思っていた」と繰り返した。

 日本政府は台湾を国として承認していないため、台湾籍の人には中国の法律が適用される。中国の国籍法では「外国籍を取得した場合は中国籍を自動的に失う」と定めている。蓮舫氏はこの見解に基づき、「違法性はない」と強調した。

 蓮舫氏は3日の読売テレビの番組で「私は生まれたときから日本人」と明言。その後、「日本人でありたいという思いで言ったが、法律的には85年から日本人だ」と修正した。発言のぶれを不安視する声が党内にあり、会見で「発言の一貫性がなかったことをおわびする」とも述べた。【松本晃】

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