キヤノンが 5D Mark IV という怪物カメラをオリンピック後に発表した理由

推測でしかないけども、使えば使うほど1D X Mark II を食ってるとしか思えないんですよ

こんにちは、Canon EOS 5D Mark IV ユーザーのジェットダイスケです。

その撮影テストを行って、帰りに立ち寄った喫茶店でこれを書いています。撮れたものがあまりにも感動的だったから。

こんなん撮れちゃうのよ!?

画像は、Wi-Fi転送した縮小JPEGをちょっとAdobe Lightroomモバイル版で補正したものです。

いやあ撮りながら感動してましたね。AFががっちりギンヤンマに食らいつくんだもん。

そう、MFじゃないんだよ!?これAFで撮影したんです。100–400mmズームに1.4倍テレコンだから全点F8測距が大活躍!

今年はじめまで EOS 7D Mark II を飛びものに使用しておりましたが、春からフラッグシップ機の EOS-1D X Mark II に乗り換えてスゴイスゴイとそのAF性能に感嘆しておりました。

まあ連写性能もスゴイんですが、それ以上にAFの食いつきが良い。AFがカチッと決まっているからむしろ当てずっぽうに高速連写で無闇矢鱈と撃ちまくる必要がないんです。

以下のインスタ写真はまさに1D X Mark II での高速連写を合成したもの

そしてもう一点、7D Mark II での高速連写を合成した作品。

こういったカワセミの飛翔、水浴びやハンティングといった、シーケンシャルなモーションについては、もちろん高速連写でその動きをとらえてやるのが効果的です。効果てきめんです!

ところが飛行時のトンボのように、高速連写自体があまり重要ではなく、ピントさえ合焦してくれれば形になるものの場合、1D X Mark II 並だとうたわれるAF性能だけでも十分に戦えます。

そりゃアオサギの飛翔くらいは撮れてしまうわけだ。

まあ高速連写できないとはいえ最高7コマ毎秒ですから、中級フルサイズ一眼のなかではトップクラス。

なんでこれリオオリンピック終了後の発売なのか分かる気がします。完全に EOS-1D X Mark II 食ってるんだもん。

もちろんあの14コマ毎秒でないと撮れないのが世界最高峰のスポーツ競技であるのは分かります。でもAF性能がここまで匹敵しているなら7コマ毎秒でも代用できる部分も多々あると思いました。

しかも画素数は 5D Mark IVのほうが多いからトリミングするにもいいんですよね。

フォトキナというタイミングのこともあるけれど、オリンピックでフラッグシップを食わないという配慮、というか戦略だったのでしょうね。とにかく良いカメラです。皆さん買うべき。Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkIV ボディー