魚沼産と偽りコシヒカリを販売した疑い 男2人を逮捕

魚沼産と偽りコシヒカリを販売した疑い 男2人を逮捕
新潟県魚沼市で米の販売会社を経営していた男2人が、他の県で生産されたコシヒカリをブランド米として人気がある「魚沼産」と偽って表示し、販売していたとして、不正競争防止法違反などの疑いで警察に逮捕されました。警察は、これまでに28トンの米が不正に販売された疑いがあると見て捜査しています。
逮捕されたのは、魚沼市小平尾にあった米販売会社「生産者」の実質的な経営者で、千葉県松戸市の伊藤順造(69)容疑者と、元社長で新潟県魚沼市の高林義将(32)容疑者の2人です。警察の調べによりますと、2人はことし6月、ほかの県で生産されたコシヒカリおよそ40キロを「魚沼産」と偽って表示し、販売していたとして、不正競争防止法違反などの疑いが持たれています。

警察によりますと、2人が経営していた「生産者」は、主にカタログを使った通信販売を行っていましたが、県が認めていない認証シールが貼られていたことなどから偽装が発覚したということです。2人は容疑を認め、「安易な気持ちで偽装してしまった」と供述しているということです。警察は伝票などから、これまでに28トンのコメが不正に販売された疑いがあると見て捜査しています。