15日ぶり全面再開 台風土砂崩れで不通
台風9号の大雨による土砂崩れで先月22日から不通になっていた西武多摩湖線萩山−西武遊園地間は6日朝の始発電車から、15日ぶりに運転を再開した。
土砂崩れは東京都東村山市内の武蔵大和−西武遊園地間で発生。停止した4両編成の電車の下に土砂が流れ込み、動けなくなった。西武鉄道では、復旧まで最大1カ月程度かかるとみていたが、複数の作業を同時並行で進め、車両の撤去などを行った結果、6日午前5時21分西武遊園地発萩山行き始発から運転再開にこぎつけた。
同社は当面の再発防止策として、現場周辺の斜面の土留めを行ったほか、雨量計やセンサーを設置し、斜面の状態の監視を強化した。【黒川将光】