アフガン首都で連続爆発、24人死亡 タリバンが犯行認める
2016年09月06日 05:32 発信地:カブール/アフガニスタン
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【9月6日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)中心部の国防省庁舎そばで5日、爆弾攻撃が2件立て続けに発生し、保健省報道官によると少なくとも24人が死亡、91人が負傷した。けが人には重傷者もおり、死者数はさらに増える恐れがあるという。旧支配勢力タリバン(Taliban)が犯行声明を出した。
またAFP記者らによると、2件目の爆発から数時間後の同日夜、やはり同市中心部で大規模な爆発が再び発生。当局は爆発の発生地点の特定を急いでいることを明らかにした。3件目の爆発について、犯行を認めた組織はまだない。
国防省付近で起きた事件では、最初の爆発が起こった直後に自爆攻撃があった。国防省報道官はAFPに対し、「最初の爆発は本省付近の橋で発生した。2件目の爆発が起きたのは、兵士や警察官、市民らが犠牲者を助けようと駆け付けた矢先だった」と明かした。
爆発が起きたのは、業務を終えた国防省職員らが帰宅する時間帯で、犠牲者を増やす狙いがあったとみられる。犠牲者には陸軍大将1人を含む高官らが含まれていた。
タリバンのザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官はツイッター(Twitter)上に出した声明で、最初の攻撃の標的は国防省、2件目は警察だったと述べている。タリバンはこのところ、米国に支援を受けた政府に対する全国規模での攻勢を強めている。(c)AFP
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