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拳銃自殺した容疑者に覚醒剤反応 県警が発表

両手に拳銃を持つ溝畑泰秀容疑者=和歌山市で2016年8月31日午前6時3分、森園道子撮影

 和歌山市の建設会社「和大興業」で従業員4人が死傷した射殺事件で、和歌山県警は6日、同社元従業員で拳銃自殺した溝畑泰秀容疑者(45)の尿や血液から覚醒剤の陽性反応が出たと発表した。鑑定の結果、同社内で発砲したとみられる8月29日や、アパートでの立てこもり(同31日未明から)の前に使っていた可能性があり、県警は使用時期や入手経路を詳しく調べる。

 県警によると、溝畑容疑者は8月31日午後6時40分ごろ、2丁の拳銃で自分の腹部を撃ち病院に搬送されたが、出血がひどく大量に輸血を受けた。このため、主に尿を詳しく検査し、血液についても慎重に鑑定したところ、死亡前2週間以内に覚醒剤を使用したことが分かった。

 また、捜査関係者らによると、立てこもったアパート付近に放置されていた溝畑容疑者のカバンから、白い粉がついた覚醒剤用の小分け袋が見つかった。使用した跡がある注射器もあり、県警はこれらについても鑑定を進める。

 溝畑容疑者は覚せい剤取締法違反罪で起訴、保釈中だったが実刑判決が確定し、同社で射殺事件が起きた日に収監される予定だった。【最上和喜】

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