はじめに
氏の変更をするにあたり、申立書に記載する申請の理由。これが一番悩むところだと思います。氏の変更にはやむを得ない事情が必ず必要になります。
やむを得ない事情とは簡単に言えば、
社会生活を送る上で氏の変更をしないと生活するのに支障が出て困る。
という事です。
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申立書について
裁判所で申立書の書き方の見本を頂けるのですが、見本には、
『長男は平成〇年3月高校を卒業し、昨年成人に達しましたので、婚姻前の氏である《〇〇》に変更する許可を求めます。』
とサクッと書いてありました。多い事例なのかな?と思います。
私の旧姓に戻りたい一番の理由は、
『元旦那の名字で会社でも病院でも呼ばれて嫌な気持ちになるから。』
です。これでは裁判所の許可は下りないですよね・・・。
そんな風に思うならなんで旦那姓を選択したの?と言いたくなりますが、離婚当時は元旦那と復縁も考えていましたし、色々と混乱していて正常な判断が出来ない状況でした。生活が安定し、気持ちも落ち着いてきた頃に失敗した!!と気づいたのです。
私はネットで色々調べて、A4のコピー用紙に変更したい理由をびっしり書いて、添付書類として提出しました。(持参した際、裁判所の担当者が添付書類とてして可能かどうか確認しないと使えるかわからない。と言っていたので、OKかどうか一度裁判所に確認してみてください。)私は大丈夫でした。
ネットで調べると再婚する為とか、実家を継ぐ為とか納得できるような理由ばかりで、私みたいに自分が嫌だから。という理由で許可が下りた人は見つかりませんでした。(探せばいるのかもしれませんが・・・。)なのでダメ元と思って、今後の可能性も含めて自分なりに正直に理由を書いて提出してみました。
事由記載例
実際に私が提出した内容になります。
※転載、コピー禁止。あくまでも参考程度で見るだけでお願いします。
1. 申立人は平成〇年〇月〇日に○○と婚姻し、長男○○(平成〇年〇月〇日)、長女〇〇(平成〇年〇月〇日)をもうけました。
2. 申立人は〇〇と平成〇年〇月〇日に協議離婚しました。その際、一度は旧姓 〇〇を選択したものの〇〇からの申し出により、復縁を前提に婚姻中の氏を称することとしました。
3. 現在、復縁に向けた話し合い、交流等は無く、またお互いに復縁を希望して いないことを確認しました。よって〇〇姓を名乗る必要が無くなった事。
4. 実弟が東京で暮らしており長女である申立人が、実家である〇〇家で 同居の予定であり、〇〇姓のままだと周囲の混乱を招く上に生活上不便であること。
5. 子供たちが小さく(4歳・2歳)改姓による社会的・精神的影響が少なく、また保育園での進級に合わせての改姓で子供たちにかかる精神的負担を軽くしたいこと。
6. 子供たちの為に復縁を希望し婚姻中の姓を選択したものの、時が経つにつれ婚姻時、離婚時のトラブルを思いだし精神的に辛く、離婚後も復縁どころか無関心である様子から今なお〇〇姓を使うことが苦痛であり耐えがたい衝動に駆られる事。
よって婚姻前の姓である〇〇に変更する許可を求めます。
最後に
ネットで弁護士さんに相談できるコーナーがあったので、聞いてみたところ一度婚姻時の姓を選択したら、旧姓に戻れないなんて知らなかった!!という理由は通らない可能性が高いそうです。いずれ復縁する予定だったというのは、変更の理由になる可能性があると言われました。
色々と悩みましたが、旧姓に戻れたときはとても嬉しかったです(*´艸`*)