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53∞のブログ

―隠居倶楽部―

階層別攻略法[貧困化社会2]

社会

 

mugendai53.hatenablog.com

 

という記事を書いた。
当ブログの中では割と反響が生まれた。
SMAPで言うところの夜空ノムコウ
くらいの売れ筋記事になった。

 

その中の、はてブコメントに
「共感できるけど、じゃあどうしたらええねん」
みたいな事を書いてくださった方がいた。
確かになと思った。解決策が無い。

 

なるほど、確かに現状の認識はできているかも
しれないけれども、どうしたら良いのだろうと
考えさせられた。よって、今回は続編である。

 

社会階層別の生き方を考えてみようと思う。
そして、下流になったらどうやって生き抜けば
良いのかを考えて書いてみた。

 

mugendai53.hatenablog.com

 社会階層について書いた記事はこちらである。
当ブログの中ではメガヒットで、SMAPの中の
世界に一つだけの花のような立ち位置である。

 

f:id:mugendai53:20160827200649p:plain

 

 

[上流の立ち回り方]

まずは上流の人の立ち回り方からである。
上流の人達はトマ=ピケティなどの
理論でも言われている通り、資本があり、
金が金を生む状況である。

 

よって、お金がある人の立ち回り方は、
資産形成よりも、資産防衛。
投資する事が大切になってくる。

 

既に資産を形成し終わっている場合は、
防衛能力である財務と会計の勉強や法務の
勉強辺りが必須であろう。

 

その他にも、一般教養をはじめ、
それなりの裕福層と渡り合えるだけの
マナーや風格を身に着ける事が大切だ。

 

人付き合いも仲間を選ぶだろう。
主にウェイウェイやっている人では無くて、
高度な専門家や、上場企業で勝ち上がっていく
ような準エリート~エリートサラリーマン、
成功する起業家や同じ階層の仲間とつるむ
事になる。これが現実なのか!?

 

勤労する事も勿論大切なのだが、
仮に子供に多額の教育費用をかけても
その子があまり良い学歴を得られない場合も
勿論ある。世の中は残酷なシーソーゲームである。
(本物の金持ちには裏口入学や、高難易度の学校の
幼稚舎に入れられるかもしれないし、
そもそもそこまで学歴は必要ないかもしれないが。)

 

そうした場合は、大企業に勤めるのは
ほぼ不可能に近くなる。
(金持ちにはコネとかもあるかもしれないが、
既存のルートを通る場合は不可能になる。
でも、そもそも資産防衛や運用が大切なので
そこまで勤める事を意識しないと思うが。)

 

とにかく徹底して己のポジショニングを
守る事が上流の宿命である。

 

よって、血縁関係やファミリーの力で
徹底的にポジションを守る、ディフェンス
寄りの人生になる。

 

<上流ってどういう人?>
・生産手段を持つ資本家
・土地や建物を持つ地主
不労所得がある投資家
・大企業のオーナー社長
ここまでが資本主義の王者。

 

※この記事のこの部分は、
かなり想像や予想で書いている
部分もある。申し訳ない。

 

[中流の立ち回り方]

中流と呼ばれる人はこれから徹底して
減少していくだろう。

当ブログの予想では現在中流と呼ばれる人間は、
全体の2割のアッパーミドルとして生き残り、
残りは全て下流へ落ちるか資本主義ピラミッド
から解脱した生き方をすると予想している。

<アッパー層ってどういう人?>
・医師(勤務医)
公認会計士(雇われで高給取り)
・弁護士(成功している部類の弁護士)
・有名企業のサラリーマン(超高学歴で出世する人)
・国家公務員(官僚)

 

<アッパーミドルってどういう人?>
・有名企業のサラリーマン(準エリート)
・地方上級の公務員
・それなりに上手くいってる自営業

 

中流階級は上記のように世の中の目立つ有名な
職業の人が構成する事になる。
この階層の人間で重要なのは、
身の程を知る事である。

 

自分は中流だから良い車に乗ろうとか、
自分は中流だから子供は私立の中高一貫校へとか、
自分は中流だからマイホームを得ようとか、
自分は中流だから良い洋服や美味い物を食べるとか、
そういう事を全部叶えていたら下流へ落ちる。

 

優先順位は勿論、自分たちの生存へかかるコスト
(衣食住が主な所だろう)
次に来るのが、教育コストあたりだ。

ハッキリ申し上げれば、見栄を張るような行動へ
力を注ぎすぎるのがこの階層の人間の特徴である。

 

親が土地や建物を持っているパターンもそれなりに
高いだろうが、中流だと自分達の世代が2~3人で
簡単に不動産を分割できず揉める可能性が高いのは、
この階層の特徴である。

 

要するに、節約をして使いどころを考える。
それが大切な階層だと思う。

 

 

[下流の立ち回り方]

世の中は数%の上層と
上位2割くらいのアッパー層や
アッパーミドル層により、
強いポジションは構成されている。

残るのは正社員だけれども、
給料が上がらない層であったり、
フリーター等が含まれる。

<下流にこれからなりそうなのは?>
・いわゆる普通の会社の正社員
・専門性の無い非正規雇用の勤務者

 

<現時点で下流に位置するのは?>
・家が裕福では無いフリーター
・本当に何も無い無職やニート
・ブラックな業界で無理して働く人

 

貧困化社会でこれからどのように
立ち回り生きて行けば良いかを
考えたいと思う。下流の立ち回り方。

 

[下流の立ち回り方(働き方編)]

≪1.夫婦共働き×バイト掛け持ち≫

マイルドヤンキーと呼ばれる地元密着で
生きている人たちは夫婦で仕事をしている。
それも掛け持ちでバイトをするような人が
多いそうだ。そういう人達は合計して4つの
収入源を得る事になる。どれかが事情があって
無くなっても、残りの仕事がある内に仕事を
補充すると言う作戦である。

 

≪2.働きながら副業をする≫

サラリーマンをしながら副業をする事である。
よく副業禁止の会社が多いらしいが、
どうしてもしたかったら会社に取り合って
みてはいかがだろうか?


だが、この方法は正直申し上げると、
体力を過大に消耗するし、おススメできない。

 

 

≪3.複業スタイルを構築する≫
ネットを見ていると、
アルバイトをしながら、
ネットビジネス(アフィリエイト等)
をして、クラウドソーシングに参加等の
収入源を一人で3つ4つ持つ人が増えてきている。


リスクヘッジにもなるし、
相乗効果が高い生き方になると思う。
例えば、クラウドソーシングでWeb制作をして、
ブログでそれに関するコンテンツを作成して
広告記事を載せる。隙間時間にアルバイトをする。

そういう生き方もある。

 

たまに、複業項目に軽々しく不動産投資とか
金融資産投資と書く人がいるが、
不動産投資は最低でも数百万円の元手がいる。


更に、社会的属性や預金がある等の条件を
満たさないと金融機関はなかなか大きな金額を
貸してくれないので難しいだろう。

 

金融資産投資はリスクがある。
数千円、数万円単位のお金が毎日変動するので、
気が休まらないと思うので、投資は自己責任で。

ただし、多少生活に余裕がある人ならば、
銀行に預けるよりも増える可能性が高く
おススメはしたいと思う。

 

[下流の立ち回り方(生活編)]

僕自身も謎の状況で、
暮らしていく上でそこまで
お金が無いので、生活の中でマイルールを
幾つも作っている。

 

例えば、消費で言えば、
自分にとって必要な物を最優先する。
ということ。

食事や衣類を最優先する。それも見栄の為には
決して買わない。ファストファッションでも高い
と言われる時代になりつつあるので、機能性があり、
ブランドにとらわれ過ぎないようにしている。

 

食事も自分の燃料だと思って考えて食べている。
外食は最近めっきり減った。(でも、安カフェは行く)


外食で下手なファーストフードを食べるくらいならば、
自宅で自分で調理したものを食べるようにする。

そう、節約をしてお金に関しては、
自分で可能な事は自分でやる事である。

 

 

[下流に対する僕の考察]

いずれ日本は、下流が増えていくと思う。
だけれども、その層は全体の中でも多数派が
占める事だろう。

 

だから、横並びが好きなこの国では、
そのような事になっても案外楽しく
生きているのではないだろうか。

 

これからの世の中は働き方が多様化
していく可能性が強い。

 

仮に低所得になっても、
自分なりのライフスタイルを
描いたりする事ができるかもしれない。

 

歴史を紐解いても、現代ほど、
自由な時代は無いだろう。

 

お金がかからなくてもできる事は
増えているし、上へ上へとやらないで
今いる場所の幸せを噛みしめると言う
生き方があっても良いと思う。

 

一生働き続けるような人生に皆が
なるかもしれないが、その労働の負担が
少しでも和らいで、気楽に働ける国に
なって欲しいなと願いを込めて。

 

そのように今いる場所に
満足してしまうという他にも、
上を目指すと言う道も勿論ある。

 

世の中には抜け道や
色々な上昇するためのスポットは
存在しているのだから。

 

一人でも多くの人が上昇していき、
ピラミッドが細長い円錐になれば
少しでも生きやすい人が増えるのでは
ないだろうか。

 

そして、本当にダメになってしまった人を
守る制度や仕組み、セーフティネット
充実されれば良いし、そういう人でも
生きていける世の中になって欲しい。

 

今の世の中は底辺が長いピラミッドが
構築されつつあると思う。

 

一人でも多くの人が生きていく
知恵を手にして、充実感の有る人生を
送れたらなと思う。