イタリア中部でM6.2の地震 少なくとも38人死亡
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イタリア中部で日本時間の24日午前、マグニチュード6.2の地震があり、ロイター通信などは、政府当局の担当者の話としてこれまでに少なくとも38人が死亡したと伝えています。
アメリカのUSGS=地質調査所によりますと、24日午前3時半ごろ(日本時間24日午前10時半ごろ)、イタリア中部でマグニチュード6.2の地震がありました。震源地は首都ローマの北東およそ100キロで、震源の深さはおよそ10キロと推定されています。
ロイター通信などはイタリア政府当局の担当者の話として、これまでに少なくとも38人が死亡し、150人の行方がわかっていないと伝えています。
震源地から近い中部ラツィオ州のアマトリーチェの町の様子を撮影した映像からは、多くの建物の屋根や壁が完全に崩れ、大量のがれきが道路に散乱している様子が確認できます。
現地では救助隊などが、がれきの下に取り残された人たちを助け出す作業を進めていますが、現場付近が山あいのため、救助活動や被害状況の把握が難航しているということです。
ローマにある日本大使館によりますと、今回の地震を受けて周辺の地域に住む日本人の安否を確認していますが、今のところ被害の情報はないということです。
イタリアでは北部から中部にかけてこれまでも地震が相次ぎ、このうち2009年にはマグニチュード6.3の地震がおき、300人以上が死亡しました。
ロイター通信などはイタリア政府当局の担当者の話として、これまでに少なくとも38人が死亡し、150人の行方がわかっていないと伝えています。
震源地から近い中部ラツィオ州のアマトリーチェの町の様子を撮影した映像からは、多くの建物の屋根や壁が完全に崩れ、大量のがれきが道路に散乱している様子が確認できます。
現地では救助隊などが、がれきの下に取り残された人たちを助け出す作業を進めていますが、現場付近が山あいのため、救助活動や被害状況の把握が難航しているということです。
ローマにある日本大使館によりますと、今回の地震を受けて周辺の地域に住む日本人の安否を確認していますが、今のところ被害の情報はないということです。
イタリアでは北部から中部にかけてこれまでも地震が相次ぎ、このうち2009年にはマグニチュード6.3の地震がおき、300人以上が死亡しました。
被災地の1つ アマトリーチェとは
イタリア中部の地震で大きな被害が出ている町の1つ、ラツィオ州のアマトリーチェは、首都ローマから北東に100キロ余りの山あいにある、人口およそ2600人の町です。
地元のメディアによりますと、アマトリーチェは避暑地として知られ、夏の観光シーズンには、ローマなどから毎年多くの観光客が訪れるということです。
また、2009年に発生した地震で300人以上が犠牲になった同じイタリア中部のアブルッツォ州のラクイラからは50キロほどしか離れておらず、この地域では、これまでもたびたびマグニチュード6を超える地震が起きています。
地元のメディアによりますと、アマトリーチェは避暑地として知られ、夏の観光シーズンには、ローマなどから毎年多くの観光客が訪れるということです。
また、2009年に発生した地震で300人以上が犠牲になった同じイタリア中部のアブルッツォ州のラクイラからは50キロほどしか離れておらず、この地域では、これまでもたびたびマグニチュード6を超える地震が起きています。
専門家「震度6程度の揺れか」
イタリア中部で起きたマグニチュード6.2の地震について、地震のメカニズムに詳しい東京大学の三宅弘恵准教授は「イタリア中部には活断層が多くあり、ふだんから地震活動が活発だ。今回の地震は7年前の平成21年4月に発生し、中部の都市ラクイラに大きな被害をもたらしたマグニチュード6.3の地震の震源の北側で発生したと見られる。深さが10キロと浅かったため、震源の近くでは震度6程度に相当する激しい揺れが襲ったと考えられ、今後の地震活動に注意する必要がある」と話しています。