ホーム柵設置、前倒しを検討…石井国交相
東京メトロ銀座線青山一丁目駅で視覚障害者の男性(55)がホームから転落し、電車にはねられ死亡した事故を受け、石井啓一国土交通相は24日、銀座線の可動式ホーム柵(ホームドア)の設置計画の前倒しを検討する考えを明らかにした。
鉄道各社を集めた安全向上の検討会で26日から議論する。視覚障害者への駅員の応対や、ホーム上での盲導犬と障害者の移動方法についても議題とし、年内に中間とりまとめを行う。
東京メトロの駅でホームドアを設置しているのは全179駅中85駅。銀座線は大規模改修を予定している渋谷、新橋両駅を除き、2018年度末までにホームドアを整備する計画がある。【内橋寿明】