ホンダ 熊本地震で被災の工場 来月上旬に全面再開へ

ホンダ 熊本地震で被災の工場 来月上旬に全面再開へ
大手自動車メーカーのホンダは、ことし4月の熊本地震で被災した熊本県のオートバイ工場の操業を来月上旬には全面的に再開させると発表しました。
ホンダの熊本県大津町にある熊本製作所は、オートバイや自動車部品などを生産する工場で、震度7を観測した4月14日の地震で大きな被害を受け、操業を停止していました。
その後、6月から部品などを作る生産ラインで操業を再開し、22日には最も生産台数が多い大型のバイクなどを組み立てるラインも、およそ4か月ぶりに稼働を始めました。

ホンダによりますと、唯一、稼働を止めている生産ラインも復旧の見通しが立ったことから、来月上旬には工場の操業を全面的に再開させるということです。
操業の停止によって、これまでにおよそ6万台のオートバイの生産に影響が出ているということで、ホンダは「1日当たりの生産台数を順次、増やしながら挽回に努めたい」と話しています。