萩原流行さん死亡事故 護送車運転の警察官を略式起訴

萩原流行さん死亡事故 護送車運転の警察官を略式起訴
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去年4月、俳優の萩原流行さんがオートバイを運転中に転倒し死亡した事故で、隣の車線を走っていた警視庁の護送車の車線変更が事故を引き起こしたとして、護送車を運転していた57歳の警部補が略式起訴されました。
略式起訴されたのは、警視庁高井戸警察署の袖崎賢訓警部補(57)です。
検察庁などによりますと、袖崎警部補は去年4月、東京杉並区内で警視庁の護送車を運転していた際、安全を十分確認せず進路を変更し、隣の車線を走っていた俳優の萩原流行さん(本名・萩原光男さん 当時62)が運転するオートバイを転倒させ死亡させたとして、過失運転致死の罪に問われています。
一方、萩原さんをはねた車を運転し書類送検されていた60歳の会社役員については、回避は難しかったとして不起訴処分となっています。
警察官が略式起訴されたことについて、高井戸警察署の高橋靖夫署長は「署員に対する交通事故防止の指導教養を徹底してまいります」とコメントしています。
また、萩原さんの妻のまゆ美さんは「安全確認を怠った警察のミスだと認定されたことは評価しています。ただ、警察車両が事故に関係しているという話は後日聞きました。なぜ警視庁が最初から明らかにしなかったのか、疑問が残っています」と話しています。