武豊騎手の父親 邦彦さん死去

武豊騎手の父親 邦彦さん死去
競馬の武豊騎手の父親で、自身も騎手や調教師として実績を残した武邦彦さんが12日未明、亡くなりました。77歳でした。
武さんは京都府出身で、昭和32年に騎手となりました。洗練された騎乗技術から「名人」「ターフの魔術師」の異名を取り、当時「天馬」と呼ばれたトウショウボーイで昭和51年の有馬記念に優勝するなど通算1163勝を挙げました。
昭和60年に調教師免許を取得し、息子の豊騎手の騎乗で平成2年のスプリンターズステークスを制したバンブーメモリーなど2頭のG1馬を育てました。
JRAなどによりますと、武さんは12日午前1時26分に、滋賀県内の病院で病気のため亡くなったということです。77歳でした。
武豊騎手は、「ホースマンとしても父親としても大変尊敬できる偉大な人でした。今の私があるのも父親のおかげです。まだまだ見守ってほしかった。本当に残念です」と談話を発表しました。