「わかりやすさ」で叶える、継続利用率99%の店舗向けツール「トレタ」の挑戦iOSエンジニアが語る、心地よい組織で醸成される「サービス愛」
「わかりやすさ」で叶える、継続利用率99%の店舗向けツール「トレタ」の挑戦iOSエンジニアが語る、心地よい組織で醸成される「サービス愛」
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| 株式会社トレタ | エンジニア |
| 正社員(中途) | 東京都 |
忙しい飲食店にとって電話対応や予約管理の手間は悩みの種。嬉しい悲鳴ながらも、「なかなか手が回らない!」という店舗の実情を救うため、予約/顧客台帳サービスを提供しているのが、株式会社トレタです。店舗経営にまつわる様々な課題を解決していくのが同社のミッション。
今回は五反田のオフィスにお邪魔し、iOSエンジニアとして活躍されている高允澈(こう ゆんちょる)さんにお話を伺ってきました。見えてきたのは、「誰もが使いこなせること」を細心に熟慮し、拡充や拡大に力を尽くし続ける並々ならぬ「サービス愛」でした。
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高 允澈さん
【エンジニア】8年間のSIer、iOS開発の経験を活かし、2014年8月株式会社トレタに転職入社。
現在は、iPadアプリケーションの開発に従事するiOSエンジニア。現在 3 年目。
トレタのおすすめ機能は「Web予約」とのこと。
「誰でも使いこなせる」台帳
まずは、高さんに現在のお仕事内容を伺ってみました。
高「『トレタ』のメインプロダクトはiPadアプリケーションなんですが、主にその開発まわりをを担当しています。iOSエンジニアとしては僕が最初の社員なんです」
「トレタ」は利用継続率 99 %を誇る、飲食店の予約/顧客台帳サービス。これまで「紙」による管理や、忙しさのあまりそもそも管理されていなかったという店舗が多かった予約台帳を「かんたん」に管理することができます。その他、「Web予約」を可能にする機能や「音声録音」、「系列店舗の予約」など、店舗経営にうれしい機能がいくつも揃っており、現在すでに6,000以上の店舗で導入されているそう。
高「予約管理のための業務システムはこれまでもありましたが、マニュアルを一生懸命読み込まなければ使用ないものがほとんど。操作の理解に時間がかかるので、店長さんやベテランのスタッフしか対応できないという状況がありました。『トレタ』はそのような状況を打破すべく、誰にでも使えるように” わかりやすさ “ を大事にしています」
その「わかりやすさ」のたとえは、「ATMの操作ができる人なら誰でも使いこなせる」というもの。
高「PCやタブレットに慣れていない料理屋の “ おかみさん “ や、高級なお寿司屋さんの “ 大将 “ が使ってくれているのも、そういうところだと思います。『別に、お客さまはたくさん来てくれているし、新しいものなんて使わなくいいわよ』と仰ってた方が、今ではとても活用してくれています」
徹底して「わかりやすさ」を追求した UI が「新しいもの」への苦手意識を払拭し、この導入数の伸びと高い利用継続率を叶えているようです。
プロダクトオーナーはデザイナー。施策精査のプロセス。
機能に関する要望は、常にたくさん届いているといいます。
高「営業担当は新規だけでなく導入後のフォローも手厚くおこなっていて、導入後の店舗にも足を運んでいます。これは導入してもらえば終わり、というわけではなく末永く使っていただくために必要なことなんです。要望はそこから自然と上がってくることが多いですね。頂いた要望はGoogleフォームに溜めるようにしていて、新しい物が追加されたらチャットで通知するようになっています。上がってきた要望はいきなり打ち手であることが多いので、根っこにある課題は何か?を考えることを大事にしています。その中で本当にやるべきと判断されたものだけに絞って開発するようにしています」
集まった声を大切に、それを最適なかたちで返す。店舗訪問はもちろん、プロダクトの拡充さえも導入後のアフターフォローと言えそうです。
ー 「実装する」「実装しない」という判断は、どのようにおこなわれているんですか?
高「CDO(最高デザイン責任者:上ノ郷谷太一 氏)が、プロダクトオーナーとして方向性の決定や施策の判断の取りまとめをしています。もちろん、開発を担当するエンジニアを含め都度相談しながら、ではありますが。その精査のためにまずは『価値仮説』『機能定義』とかなりしっかりと取り組んでいて、時間をかけて検討した末に今やるべきではない、と判断することもあります」
デザインの責任者がプロダクトオーナーとして判断することで、プロダクトイメージやユーザー体験そのものを、「わかりやすさ」という切り口で「デザインする」ことが可能になります。
高「基本的にトレタは、顧客ごとのカスタマイズは対応していないんですよ。どんな繁盛店でも小さなお店でも『おなじアプリ』を使ってもらっていて、それができるサービスでありたいんです」
そこに、プロダクトのこだわりと自信が表れているのでした。
SIerとしての 8 年間と、新たに求めたもの
高さんが、同社に入社したのは 2 年前。
高「その前は新卒から8年間SIerとして働いていました。最初はスーツを着てお客さん先に行ったりしていたんですよ。Javaで業務システムを開発するような仕事が多かったですね。社内で受託をやりはじめてからは、RubyなどのいわゆるWeb系というものを経験して、その後もともとAppleが好きだったこともありiOSを始めました。」
これまで携わったプロダクトの種類は様々でした。
高「損害保険のシステムから電力や銀行の法人向けサービスも開発しました。基本的に表に出ない toB のものが多かったのですが、最後に関わっていたコンシューマー向けのアプリはやりがいも大きかったですね。iOSエンジニアとして参画していたのですがですが、要件決めやデザインの方向性なども提案しながらすすめることができていい経験になりました」
ー 転職を考えられたのはどうしてですか?
高「SIerの仕事って派遣が多いんですね。そうするとどうしても同じ会社の人間で何かを作り上げるということが難しかったりします。だから漠然とみんなが同じ方向を見ているような環境で働いてみたいなというのはありました。あと、新卒から8年いたのもあって、一度環境を変えてみてもいいんじゃないかなとも思いました」
会社としての一体感を求めはじめたという高さん。「でも僕は運が良くて、結果的にはたくさんの現場で一通りの経験をしてこれた気がします」とも付け加えてくれます。満を持してのキャリアチェンジとなりました。
CTOとの出会いはスープカレー?
高「実は、トレタに入社する前年の年末にCTOの増井(CTO:増井雄一郎 氏)とは出会っているんです」
「PhotoShare」「wri.pe」の開発や、「Titanium Mobile」のエバンジェリストとしても知られる、著名な増井雄一郎さん。しかし、その出会いは交流会やビジネスの場ではなくー
高「『マジックスパイス』っていう下北沢のスープカレー屋さんで出会いました(笑)そこは、増井のホームなんですが、たまたま店から出てくるところに出くわして。エンジニアの自分からすると、とても有名な人でしたし、『あ、増井さんだ!』と思ったんですが、かける言葉も見つからず・・・すると、当時の彼女(現在の奥様)が『なんで話しかけないの?』って言うんです。いや、『なんで話しかけるの?』なんて言ってる間に、彼女が話しかけにいってしまって、先に彼女が友達になっていました(笑)僕もエンジニアだということを伝えて、『じゃあ今度、ごはんでも食べましょうか』みたいな話になったんですよね」
スープカレーのお店で、素敵な奥様の協力のもと実を結んだ出会い。しかし、高さんが「トレタ」の開発にジョインするまでには、それから 1 年弱の期間がありました。
高「もちろん『トレタ』の話は聞いていて、『iOSエンジニアがいないんだよ』ということも聞いてはいたんですが、僕は先程も話していたコンシューマー向けのアプリの開発案件があって、それをきちんと完了させてから次のことを考えたかったんです。翌年の夏ごろ、ようやく転職を考えはじめたとき、増井に『まだ募集してますか?』と聞いてみたのがきっかけです」
そして改めて、増井さんから事業についてしっかりとお話を聞いたと言います。
高「増井からいろいろな話を聞いて、『やっぱり良いな』と感じて、正式に応募することにしました。増井は良い意味ですごく自由な人だし、彼がトップにいるならエンジニアとしてとても働きやすい環境だろうな、と思いました。そのあと社長の中村(代表取締役:中村 仁 氏)とも話しましたが飲食店経営経験のある中村と、技術の増井というコンビがとてもしっくりきて、会社としてはまだまだ小さかったのですが『この二人がやってるなら大丈夫だろう』と素直に思えたんですよね」
エンジニアにもフィットする、自由でフラットな組織
ー 実際に入社されてみて、その直感は合っていたと思いますか?
高「そうですね。この 2 年間、特に「働きにくい」と思ったことは 1 度もないんですよね。本当に働きやすいです。海外カンファレンス補助制度というものもあって、先々週はサンフランシスコで開催されたWWDC(Worldwide Developers Conference)に行ってきました。参加費と飛行機代を負担してもらえます。会社として勉強会などの参加は積極的に歓迎してくれますね。そういった文化は大事だと思ってますし、単純に嬉しいです」
文化や制度も、エンジニアにとって非常に心地いいものになっているのだそう。そうして得たものやモチベートが、プロダクトの向上につながっているようです。
高「平均年齢は 36 歳と少し高めですが、守りに入っている人はいません。いい意味で力の抜き加減を心得ている人が社内には多いですね。学ぶことは多いですよ。自分の生活も大事にしながら、仕事もきっちり追求してる。徹夜をすることはないけれど、『このぐらいでいい』という話では決してなくて、『パフォーマンスを出し続ける』ことを考えると、すごく自然なことだと思います。すごくフラットで年齢や経験に関係なく対等に話してくれる人ばかり揃っているところもいいですね」
その「フラットさ」は職種間にも言えること。
高「社員数で言うと営業担当がいちばん多いのですが、そこにプロダクトが強く引っ張られることは無いです。これは職種を超えてみんなが同じ思想で働けているからだと考えていて、これだけフラットにお互い建設的な意見を言える組織はそうそう無いのではないかと感じています。トレタの強みのひとつだと思います」
自由でフラットな雰囲気が、広々としたオフィスに広がっていました。
まだまだ終わらない「トレタ」の挑戦
集まってくるのは「機能要望」だけではありません。店舗からのフィードバックや感謝、そして「うれしい報告」もたくさんあるそう。
高「社内のコミュニケーションツールSlack上で、『こういう感謝のメールをもらいました』みたいなことも共有されています。『トレタ』は便利さを提供することでコストカットにつながるツールでもありますが、電子化することによってデータも溜まってくるので、それを利用して売上げが上がる店舗もたくさん出てきているんですよ。もちろん便利になったことで、対応できる数が増えることもあるでしょうし、しっかり売上増にも貢献している。これまで難しくてできなかったことも『使いこなせるから』解析や売上増といった次のステップにすすめる、というのがありますね」
そして、「トレタ」サービスそのものも次にすすみ続けます。昨年の「Yahoo!予約 飲食店」や「オズモール」などとの外部サービス連携を皮切りに、6 月には「トレタメディアコネクト」として、「ペコッター」「Goope」「TERIYAKI」など飲食店向けサービス 8 社との提携も発表しました。
高「すでに『完成している』ように見えてしまうこともありますが、僕らが見たい未来はまだまだこんなものではありません。まだ 一歩踏み出しはじめたぐらいの感覚でいます。今回のWeb予約に関する連携もそうですし、たとえば店舗のPOSレジとの連携や海外対応にも力を入れていきたいと思っています。店舗経営に関わるあらゆる課題を解決して便利にしていくのがトレタのミッションでもありますし、それは飲食店に関わらず、溜まったノウハウでたくさんの『店舗』を幸せにできると思っています」
現在、開発部はプロジェクトマネージャーも含めて 12 人だといいます。
高「見据えている世界が広いので、まだまだリソースは足りないですね」
社員は「トレタ」の利用者ではなく “ ファン “
最後に、高さんにとっていちばん「うれしい瞬間」を伺ってみました。
高「知らずに入ったお店で、『トレタ』が置いてあったりすると、やっぱり『おーっ』となりますね。実は昨日、焼肉屋さんでそういうことがあって、うれしかったですね。僕がこの会社ですごいなと思うのが、『トレタ』って自分たちが使うサービスじゃないんですよ。店舗で働いているわけではないので、僕や他の職種の人ももちろん日常的な利用者ではありません。それでも、『トレタ』に対する愛情がすごく伝わってくるんですよね。やっぱり実際に使ってくれている店舗の方を見たり、『便利になったよ』という声が常に色んなところから聞こえてくる環境が、良い文化となってるんだと思います」
高「社内には、以前に『トレタ』を自分が携わっている店舗で導入してくれた “ お客さま “ が、いま社員として働いていたりしますよ(笑)前職で『トレタ』を選んでくれた人がファンになって入社してくれているんです。みんな、プロダクトへの愛が本当に深いんですよ」
「わかりやすさ」を追求するその「利用者想い」の姿勢と、大きなサービス愛。それらに支えられ、「トレタ」はまだまだ次へと進み続けます。今後の展開から目が離せぬ同社で、大きく成長できる環境とフェーズを楽しんでみませんか。
(2016/08/12 中前結花)
| 仕事内容 | 【iOSについて】 <トレタ大規模アップデートの裏で行われるSwiftの導入> トレタでは2015年11月からObjective-Cで書かれていたアプリケーションをSwiftに書き換えています。最近の大規模アップデート内に含まれていた新機能からSwiftを導入し、徐々に全体をSwiftに書き換えています。 <新技術を取り入れながら、安定したサービスを提供する> ・納期がいつの間にか決まってしまっていて、テストの時間を確保できない ・周りの人たちがテストの重要性をわかってくれない ・高品質なサービスを提供したいので、テストをしっかりとしたい! そんなふうに思っている方はいらっしゃいませんか? トレタでは飲食店向けに24時間365日、止まらないサービスを提供するために、開発・保守・サポート体制をしいています。そのためトレタではユーザーを困らせてしまうようなリリース計画には、エンジニアから「NO」を出します。経営陣にエンジニアがいて、開発の声がきちんと社内に行き渡るのが、トレタならではの文化として浸透しています。 トレタのエンジニアは新機能の開発だけではなく、コードの問題を解決するために新しい技術を取り入れたり、細かいUI・UXや営業面での提案を積極的に行っています。ぜひこんな環境でお仕事をしていみたいというエンジニアの方、一度お話をしてみませんか? 【サーバーサイドエンジニア】 サービスの軸であるトレタサーバの改善・新機能追加を社内のエンジニアと一緒に担当してくれるサーバサイドエンジニアを探しています。トレタの開発はRubyで行っていますが、他言語経験者も大歓迎!トレタのアプリは、Web APIを通じてすべてのデータをクラウドに保存して利用しています。Web APIはRuby on Railsを使って開発し、AWSのサーバ上で運用しています。オープンソースのライブラリを利用しながら、Githubのプルリクエストをベースに開発をしています。また、GithubへのプッシュごとにCircleCIで自動テストを実行し、サーバへのデプロイを行っています。 オンラインでの情報交換にはSlack ( http://blog.masuidrive.jp/2014/10/19/miyamoto-san/ )を使っていて、内容は開発の話から雑談まで活発なやりとりをしています。また社内にあるカウンターで、開発の話から雑談までいろいろな話題をまぜながら顔を合わせたスタンディングミーティングをしたりしています。 |
|---|---|
| 歓迎スキル | 【iOSエンジニア必須スキル】 ・Objective-Cでの開発経験 ・サーバサイドと通信するアプリの開発運用経験 【iOSエンジニア歓迎スキル】 ・Swiftでの開発経験 ・複数人での開発経験 ・iPadアプリの開発経験 ・App Storeへのリリース経験 ・スクラムなどによるアジャイル開発の経験 ・OSS プロジェクトへの参加経験 ・デザインパターンの知識 ・GitHub の利用経験 【サーバーサイドエンジニア必須スキル】 ・サーバサイドアプリケーションに関する要件定義・仕様設計能力 ・オブジェクト指向の正しい理解 ・サーバサイドアプリケーション開発・運用経験 ・自動テストを伴う開発経験 【サーバーサイドエンジニア歓迎スキル】 ・WebAPIの設計構築経験 ・スマートフォンアプリのバックエンド構築経験 ・RESTful アプリケーションの設計知識 ・Ruby (もしくは Perl/PHP/Python などの LL言語) ・AWS, Herokuあるいは類似のクラウドサービスの利用経験 ・大規模トラフィック前提の設計・開発経験 ・OSS プロジェクトへの参加経験 ・GitHub の利用経験 【求める人物像】 ・何よりもプログラミングが好き ・スタートアップの少数チームで開発したい ・自分でビジネスやサービスを作りたい ・とにかくいろんなことができるようになりたい ・自動テストに興味がある ・以下のような本が好きな人 - 小さなチーム、大きな仕事 - リーンスタートアップ - Team Geek - How Google Works |
| 雇用区分 | 正社員 |
| 勤務地 | 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル8F |
| 給与・年収 | スキルを考慮のうえ、当社規定に基づき優遇いたします |
| 休日 | 週休2日制 |
| 待遇・福利厚生 | 社保完備(ITS健保)・フレックスタイム制・海外カンファレンス参加補助・家賃補助・ブログごはん補助・クラブ活動補助・会社飲み会補助・ドリンク無料 |
| 事業内容 | 飲食店向け 予約/顧客台帳サービスの開発・販売 |
| 関連リンク | https://toreta.in/jp/ |