孤高の凡人

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孤高の凡人

Anarchy in the 2DK.

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サヨナラはしない

インターネットはつまらなくなった。

僕ははてなでブログを書き始めるまで『インターネット』というものを知らない人間だった。

僕にとってブログというものは、今日はお魚を釣りに行きました。花火がとてもキレイでした。ギターの弦を張り替えました。というように『知らない人に向けたSNS』という印象を持っていて、そんなブログで『稼げる』とは一体どのような理屈か。それを体感すべく飛び込んだブログ、その先にあったものが『インターネット』だった。

まずブログが稼げるという事に関しては、事実だと感じた。現に稼いでいる人がいるのだから、当然の事である。しかし稼ぐ為にしなければいけない事、これに全く興味が持てなかった。面白くなかった。

しかしこの時同時に、僕は『インターネット』その氷山の一角を見た。

面白かった。

僕はそれがやりたくて、急いでズボンのポケットから自分の持っている武器をゴソゴソと探して、ブログを書き始めた。

だんだんと明確になっていく自分の武器の能力の低さにあがらいながら、そして先人たちの武器の美しさにうっとりしながら、続けた2ヶ月間。

中学生の頃にはじめてパンクロックを聴いた時に受けた衝撃、それと同じ衝撃を受けた『インターネット』に、僕は虜になった。

自身のちっぽけな武器をえいやえいやと振り回す僕の姿をたくさんの方が見てくれて、たくさんの嬉しい言葉を頂いた。

この場を借りて、ってこの場は僕の場だけれど、お礼が言いたい。

本当にありがとう。

たくさんの言及、コメント本当にありがとう。

みどりの小野さんからインタビューを受けた時、僕の中で一つの章が終わったと感じた。

【はてなブロガーズインタビュー】孤高の凡人-面白いのに少し寂しい、孤高は孤独の道程なのか? - おのにち

僕は自分のピークが分からないほど愚かではない。

そして突然ではあるが、宴もたけなわなので、ここらで一度暗転させてもらおうと思っている。

 

インターネットはつまらなくなった。

ずっと意味が分からなかったこの言葉を、僕は『ロックは死んだ』に置き換えようと思う。

ロックは死んだ。それは間違いだ。

かつてマイノリティであった悪魔の音楽が、大衆に受け入れられた結果、多くの人がロックに流れ込み、先人たちの姿を確認し辛くなっただけだ。

ロックは死んでいない。

インターネットはつまらなくない。

先人たちの美しい武器、僕は自身の武器をそれに近づけたいから、少し時間を頂こうと思う。それがどれぐらいになるのか分からないけれど、皆さんの記憶に残っているうちには戻ってくるつもりだ。

 

僕はこのステージから降りないよ。

 

これはサヨナラではないよ。

 

僕は『インターネット』に夢中なんだ。

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