カイロ=翁長忠雄
2016年8月11日20時42分
トルコ南東部のシュルナク、マルディン、ディヤルバクルの3県で10日、相次いで軍や警察を狙ったとみられる爆発があり、トルコメディアによると13人が死亡し、数十人が負傷した。トルコ当局は反政府のクルド系武装組織「クルディスタン労働者党」(PKK)による犯行としている。
シュルナク県で走行中の軍用車両が爆破され、少なくとも兵士5人が死亡、マルディン県では警察車両が路上に仕掛けられた爆弾によって爆破され警察官を含む3人が死亡した。ディヤルバクル県では自動車爆弾が爆発して市民5人が死亡した。PKKの司令官は7日、組織系列のメディアで「警察官は以前のように快適には暮らせない」と語っていた。
国営アナトリア通信によると、トルコ軍は10日、シュルナク県の爆破事件を受けてイラク北部にあるPKKの拠点を爆撃した。(カイロ=翁長忠雄)
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朝日新聞国際報道部
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