厚生労働省は児童虐待への対応強化策として、子どもの安全確保が必要な場合は、保護者の同意がなくても児童相談所(児相)が積極的に一時保護するよう求める方針を決めた。相模原市の児相に通所していた男子中学生が自殺を図って死亡した問題を受けた措置で、来月にも児相の運営指針を見直す通知を各自治体に出す。
今の指針は一時保護について、原則として子どもや保護者の同意を得る必要があると定めている。新しい指針では同意を得ることは「望ましい」に改める。拒否されても児相がちゅうちょせずに保護できるようにする狙いだ。児童虐待の対応が後手に回れば「子どもの生命に危険が及ぶ可能性がある」とも明記する。
相模原市では中学生が児相に「施設で暮らしたい」と訴え、児相が両親に一時保護を提案したが拒否され、保護を見送った後に中学生が自殺を図った。
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